算数の実力をのばすよい方法は何でしょう?

マスラボのふるやまん先生が真理をついたすばらしい動画を出されていますので以下にご紹介します。約8分と短いのでぜひご覧ください。



私は、「解けたからよしとするのではなく、他のアプローチは考えられないのか?もっと早く解けないのか?」と吟味することではないかと思います。

(どうやら、こうした態度がとれる小学生は最上位層の一握りのようですね・・・うちの息子も「正解すればよし」としてしまいがちです。)

 

算数の難問において、別解へと導いてあげる力(正確に言うと、「多角的なアプローチを吟味する姿勢」)をつけたくて、この本を手にとりました。


 

『先生!ぼくは違うやり方で解きました!~ブリコラージュ~』


 



エール出版

1500円+税

2019年9月初版

 

 

あまりキャッチーでないタイトルに、ブリコラージュという聞きなれないことば、牧歌的な表紙イメージのせいで、あまり売れていないのか、書店では見たことがありません。たまたま図書館にあったので読んでみました。

 

Amazonではレビューが1件しかなく、しかも低評価ですが、私は価値ある一冊だと思います。

 

著者はSAPIXの前身であるTAP進学教室で算数の講師、TAP小学部の代表を務めて、現在は「算数ヒラメくらぶ」(「ひらめく」のダジャレ?カレイ(華麗)に解く?)を主宰するベテラン算数講師の櫻井頼朋さん。

 

Z会エクタス渋谷校で算数の講師もされています。

 

Z会エクタス渋谷校

 

 

 

副題にある「ブリコラージュ」(あまりなじみのないことばですね・・・)とは、フランス語で「寄せ集めて自分でつくる」という意味で、著者のgooブログも同じタイトルです。

 

ブリコラージュ

 

 

 

4年生向け 14題

5年生向け 18題

6年生向け 28題

の計 60題 が収録され、それぞれの問題に著者の授業で生徒たちが発表した「別の解き方」が解説されています。親子で一緒に取り組むにはちょうどよい分量に感じられました。

 

ただ、ブログをそのまま本にしただけみたいな編集方針はちょっと気になりました。

 

難易度は、1~5までの5段階で、4年生向けでは2が、5年生向けでは3が、6年生向けでは4・5が中心をしめます。


超難関校でよく出題される立方体の「2回切断」の求積問題も含まれていました。

灘レベルの問題ですね。

 

 

「あとがき」から一部引用します。

 

「子どもは自力で解決するすばらしい能力を無限に持っています。そしてその解き方はその子が生み出した紛れもなくオリジナルな発想です。指導する側が、大人の都合の発想だけで教え込むようなことはしてほしくない。もっと子どもの能力を引き出すように子ども目線を大切にした無理のない発想で解決していく。」

 

 

 別解を吟味する姿勢、大切にしたいです。