私が読書に目覚めたのは小学三年生のときに、『裏窓の目撃者』ウィリアム アイリッシュ(1982年刊 国土社 少年SF・ミステリー文庫)を読んだときからでした。(次いで、おなじ文庫からでている、『のろわれた山荘』パット・マガー が大好きでした。1980年代には、こうした本格ミステリ―小説が少年向けにも刊行されていたことが驚きです。)

 

その興奮は、本のタイトルとともに今でも忘れられません。触発されて、自分でミステリー小説を書き始めたほどです。



 

男の子に特有な傾向かもしれませんが、おもしろいSFミステリー/推理小説は読書への傾倒の入り口になることもあります。


 


 

今日ご紹介するのは、麻布の中島先生のおすすめブックリストに載収されている宮部みゆきさんの2作品のうちから、

 

『今夜は眠れない』

 

 

 

 





中島先生は、同ブックリストで小学高学年向けに『夢にも思わない』宮部みゆきも推薦されてますが、そちらの作品には「売春組織」などが登場するので、『今夜は眠れない』のほうを推したい気がします。家族をテーマにした推理小説なので、きっと子どもにも理解しやすいはず。


内容

母さんと父さんは今年で結婚十五年目、僕は中学一年生でサッカー部員。そんなごく普通の平和な我が家に、ある日突然、暗雲がたちこめた。“放浪の相場師”とよばれた人物が母さんに五億円もの財産を遺贈したのだ。お隣さんや同級生は態度がかわり、見ず知らずのおかしな人たちからは脅迫電話があり、おまけに母さんの過去を疑う父さんは家出をし…。相場師はなぜ母さんに大金を遺したのか?こわれかけた家族の絆を取り戻すため、僕は親友で将棋部のエースの島崎と真相究明の調査にのりだした。


著者略歴

宮部/みゆき
1960年、東京生まれ。87年「我らが隣人の犯罪」でオール読物推理小説新人賞を受賞。89年『魔術はささやく』で日本推理サスペンス大賞を受賞。92年『龍は眠る』で日本推理作家協会賞、『本所深川ふしぎ草紙』で吉川英治文学新人賞を受賞。93年『火車』で山本周五郎賞、97年『蒲生邸事件』で日本SF大賞を、99年には『理由』で直木賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

 

 

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