もうすぐ中学受験に関する研究をはじめて

丸一年が経ちます。

この一年でだいぶ考え方が変わってきました。

 

当初は、

「私立も公立中高一貫校も不合格に

なって、地元中学に行くことになったら

かわいそう」

という思いがとても強かったのですが、

最近は、

「もしそうなったら、その先の高校入試と

大学入試でとりかえせばいいじゃないか」

と思えるようになりました。

 

もし、地元中学に進学することになったら、

どんな学習機会を提供してあげたいだろうか

と想像してみることがあります。

 

数学:

一緒に『高校への数学』をやってみる。

 『体系数学』 はすでに買ってある。


英語:

くもん『基礎英語』をつかって先取り学習。

NHKラジオの英語ニュース

リスニングの教材にして、

英作文の添削もしてあげたい。


国語:

そっと渡してあげたい良書がたくさん。

岩波ジュニア新書ちくまプリマ―新書とか。


理科:

『発展コラム式 中学理科の教科書』

深堀り。

『Newton』をテキストにするのもいい

かもしれない。

講談社ブルーバックスも読んでほしい。


社会:

『詳説日本史』をバイブルにして歴史を学ぶ。

 

教養として、美術史や音楽史を学んでみるのも

楽しそう。

 

「地元公立中学に行ったからといって、

妨げられる学習なんてないな」と思えて

きてしまいました…。

 

だったら、失敗を恐れず、ただひたすら

努力するのみ。

教科の知識や受験テクニックではなく、

私が唯一、どうしても教えたい、

伝えたいのは、努力する尊さ

 

たとえ、がんばって受験勉強して、

不合格になったとしても、

積み重ねた努力と学んだ知識は

誰にも奪われることのない

貴重な財産。

 

だから、行きたいと思える学校だけ

を受験すればいいし、

「すべり止め」なんて全く不要では

ないかと思えてしまいます。

(Kizaxの高校入試は推薦の枠を蹴って自力受験

を選択した県立1校、私立1校を受験しただけ。

大学入試は東大前期のみ。この結果、

「公立ひとすじ」となったわけです。)

 

こんなことを言うと、6年生のパパ/ママ

や塾の先生から「無謀すぎる」ととがめ

られそうですが、「一月のお試し校」

すら要らないのでは、と思い始めてしまって

います。

さすがに、「それはやめとけ」って言われそう・・・

 

できる限りの努力を積んで届かなければ、

それが、そのときまでの自分の実力。

その現実を受け止めるからこそ、

より強くなれる。

 

その先もまだまだリトライ可能だから、

中学受験で悔しい思いをしたなら、

その経験をバネにいっそう努力すれば

いいだけ。

 

そう考えていくと、中学受験とは、

「失敗や敗北のないゲームなのでは?」

と思えてしまうのです。

 

この先、「成績が伸び悩んだら?」とか、

「受験校、全部落ちたら」

なんて恐れずに、ひたすら努力する尊さ

と学びを深めていくことのおもしろさ

伝えていけるようにサポートしていこう

と思います。

 

入試ほど、努力と成果が結びつきやすい

体験は社会人になってからでは無い

のですから。

 

失敗や敗北のないゲームでは、

ひたすら攻めるのみ!

でよいのではないでしょうか。

そんな思いを強くする勉学の秋が到来イチョウ