今回は、意欲的な高校生や英語を学び続けたい社会人(もちろんパパ/ママも!)向けに、無料アプリを使って活きた英語の学習法をご紹介します。

米国の経済紙であり世界No.1 The Wall Street Journal
この無料アプリのニュースアラート機能が、英語の構文解析の勉強をする上で最高の活きた教材になるのです。

少し例に出すには古くなってしまいましたが、次のようなニュースの例文。ちゃんと読み解けますか?
 
Breaking News
The midterms brought to a head a decadelong realignment of the U.S.’s major political parties, presenting stiff challenges for both in 2020. 


ニュース速報なので、文章はきわめて簡潔に、要点のみに絞られていますが、下記のようなたくさんのレッスンを与えてくれます。

● midterms って何?なんで複数形なの?
中間選挙。各州で行われるから複数形。

● bring to a head :〜を危機に陥れる 
いかにもネイティブっぽいイディオムでぜひ覚えておきたい。

● decadelong 
Decade:10年間 は、高校生の必修単語。これに-long が組み合わさって「10年に及ぶ」。そっか、こうやって形容詞がつくれるのね。

● realignment : 再調整 「再び」をあらわす接頭辞 re+ alignment 「調整」。ビジネスでも、「ちょっとアラインしとかなきゃだよねぇ」とかよく使う。

● U.S.’s major political parties って?
共和党:Republican Party
民主党:The Democratic Party

● presenting 〜
「状況」をあらわす分詞構文になっている。「〜を示しながら」The midtermsを修飾している。

● stiff challenges 
へぇ〜 、stiff って「固い」(肩凝りとかの固い)って覚えていたけど、challengeやcompetitionといった名詞の前につくと「厳しい、険しい」って意味になるのね。

● both に冠詞the は要らないのかぁ
for both [of the parties]が後ろに省略されているから。

日本語訳:
2020年に向けて険しい挑戦を示すことになった米中間選挙は、10年に及ぶ民主党と共和党間の再調整を危機に陥れた。


WSJ アプリ 超オススメです!中・高生のお兄ちゃん/お姉ちゃんにも、教えてあげて下さい。ニュースアラートの頻度は多い日には1日に5〜6回ノーティスがくることもありますが、通常の平和な日であればだいたい2〜3回程度にとどまることが多いです。

なにより、ネイティブのアメリカン英語なので、信頼が置けます。それに、とっても知的で洗練された語彙・語法が流麗なのです。

インストールしておけば、時差があるため、毎朝起きたときに、スマホの画面に最新ニュースが英語で通知されてます。

学校の先生では、こんな教材は絶対に教えてくれませんよ!