私の音楽活動は演奏場所に1人で出かけて行くことの困難さから
当初ボランティアのような形で始まりました
20代前半の頃の話です。
ギャラをもらえるようになってからも
奉仕活動は続けていきたかったので形を変えながら今も続けています
最近は、児童養護施設に演奏に行っています。
知的のハンディなどがある子供たちのいる施設で、
私はピアノの弾き語りや、時には仲間を誘ってバンドでお邪魔しています
特に夏休みは子供たちが退屈しているとの職員さんからのお話もあって、
毎年弾き語りをしに行っています
子供たちは本当に無邪気で
各々が自分の表現で私の演奏に付き合ってくれます
一緒に歌うとか、お行儀よく聴くとかは難しい子供たちです。
くるくる回って踊ったり
歌っている気分なのか奇声をあげたり…。
全盲の私はこの間は職員さんに様子を聞くこともできず
気になりつつも演奏を続けます
子供たちは本当にパワフルです
「このまま続けていて良いのだろうか?」
「何かハプニングが起きたのでは?」
などと心配に思うわけです
でも後で様子を聞くと、とても楽しんでくれているようです
30分程度の短い時間ですが
広いお部屋を音楽に合わせて動いても良いわけで
「それは子供たちにとって具体的な活動になるのでありがたい」
とおっしゃっていただきます
こうして役に立てているのだと思うと嬉しい限りです
仕事、ボランティアを問わず
人に見せる(魅せる)音楽活動を続けてきて本当に良かったと思う瞬間です
福本淳YouTubeチャンネルより「あしたははれる」
福本淳チャンネル【音楽・視覚障がい者の暮らしルーム】
チャンネル登録よろしくお願いします