広島名物 汁なし担々麺の旅 | Perfumeとグルメの日記

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Perfumeと食べ歩き(主にラーメン)が好きです。
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先日の、Perfume×9nineの対バンライブの遠征の折、当然のように、広島の旨い物を沢山食べようと、色々回りましたよ。
その中で、一番興味があったのが、広島市内に最近沢山お店がオープンしているという、汁なし担々麺のお店です。
そもそも、汁なし担担麺とは中国四川省で生まれたもので、ゆでた麺に少量のタレを絡めて食べる…というスタイルの麺料理。
そのタレとは、四川省らしく、「辣油の辛さの『辣』、中国山椒の痺れの『麻』」を特徴に持つ辛い味で、京都にも担々麺を食べさせるお店はあるのですが、広島のお店での汁なし担々麺のような、痺れから来る辛さが前面に出ている独特な味わいは無いので、現地で食べられるのが楽しみでありました。



今回の広島では3軒回りましたので、それぞれご紹介いたします。
まずは、広電の立町停留所から北に行ったすぐの所にある、中華そば くにまつさん(リンクはこちらから


こちらで食べたのが、辛味も痺れもネギの量も全て最高レベルの、「KUNIMAX」。

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たっぷりの」青ネギの下に隠れている、赤い悪魔のような辛味タレ(笑)。
辣油の赤さが光ります。
こちらをいわゆる「鬼混ぜ」いたしますと、こんな感じに。
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麺の色がすっかりと変わってしまう位に、たっぷりと香辛料が掛かっております。
ボクが唐辛子の辛さには強いという事もあって、食べ進むに連れても辣油の直接の辛さはそれほど感じられなかったのですが、後半辺りから、中国山椒の痺れから来る辛さが、舌にまとわり付くようで、まるで、舌の上に電動マッサージ器をずっと当てられているかのような痺れ具合で、食べ終わる頃には汗でびっしょり。
ちなみに、麺の上に乗っていた具材ですが、たっぷりの青ネギの他には、やはりたっぷりの豚ミンチと、カシューナッツがありました。
でもあくまで、主役は麺と香辛料でした。



続いては、JR横川駅すぐにある、武蔵坊横川店さん(リンクはこちらから


こちらでは、胡麻ベースと醤油ベースの2つの味から選べるんですが、ボクは日本人らしく、醤油を選び、さらに今回は少し辛味を控えて、2辛にしてみました。
(広島の汁なし担々麺のお店では、辛さの段階として、『0辛』~『5辛』くらいを客が指定出来るのが多いです)
出て来たのがこちら。

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こちらは、タレがすっきりとした醤油ベースですから、うどん感覚で頂けます。
ただ、やはり後半になって来ますと、たとえ2辛であっても、舌がビリビリと痺れてきます。
さっきと同じように汗はたっぷりとかきました。
最後が、広電八丁堀から北に行った所にある、花山椒八丁堀店さん。(リンクはこちらから

こちらでは、遂に0辛を注文しました(笑)。
「実は、タレはこんな素のお味です」というのを味わいたかったのですが、いや、回る順番を間違えました。
最初に辛さが軽い所から回りはじめて、最後に「KUNIMAX」を食べればよかったかも。
このお店の汁なし担々麺はこちら。

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こちらでは、タレに黒胡麻が用いられているので、タレが非常に黒かったです。
辛さは控えめでしたが、やはり後半に来るにしたがって、中国山椒の痺れが口を襲い、汗が大量に吹き出します。
もともと、ボクが超の付くほどの汗かきだからかもしれませんが、この中国山椒はなかなか侮れませんよ。


こうして、3軒のお店を回ったのですが、広島の担々麺屋さんの辛さの追求は、やはり地元のお店のそれとは全く違いました。
むしろ、広島のこの汁なし担々麺を食べに、わざわざもう一度足を運びたいくらいのお店でした。