競走馬の名前って、その馬を所有する馬主さんが、カタカナで２文字から９文字までの制限の中で自由に付けられて、あくまでオーソドックスな名前を付ける方もいれば、競馬ファンの間では有名になるくらい変わった名前を付ける馬主さんもいらっしゃいます。
有名なところでは、まず所有馬の名前の頭に「シゲル」の冠名が付く、森中蕃さんの所有馬ですが、ここの特徴は年度毎にテーマがあって、例えば2008年は、会社の役職を付けて、「シゲルジュウヤク」「シゲルソウサイ」「シゲルシャチョウ」「シゲルヒラシャイン」なんて名前が付いてます。
ただし、これらの馬が競走馬としてデビューする前に名前を付けているので、それぞれの馬の獲得賞金が必ずしも役職順になるわけではないのが面白いです。
この年ですと、「社長」は大して良い成績を残していないのですよ。
社長解任じゃ（笑）。
あとは、小田切有一という方もいらっしゃるのですが、この方は冠名は付けずに、昔から一頭一頭にユニークな名前を付けるのが特徴です。
主な所を挙げると、「オレハマッテルゼ」「モグモグパクパク」「ワシャモノタリン」「イヤダイヤダ」なんて、挙げるとキリがありません。
（全部見てみたい方は、こちらのリンクから）
そして、今日の本題、Perfumeの曲名を自身が所有する競走馬の名前に付ける馬主さんですが、この方は山口裕介さんという、山口ステーブルの代表者の方のようで、ご本人にの写真がこちら。
ずいぶん若い！
よっ！若社長！！
ちょうど、我々大きいお兄さんのPerfumeファンとほぼ同じくらいの年令でしょうか。
だからかもしれませんが、自身の所有馬のなかでも素質馬にPerfumeの曲名を付けてくださっているのですよ。
まずは、「パンパカパーティ」（この馬の詳細はこちらから）
この名前が出て来る時点で、この山口のダンナ、相当キモオタなんだな・・・って思いません？
もう５年前に終わったラジオ番組ですよ。
そして、このパンパカパーティ号が結構いい馬で、地方の浦和競馬所属とはいえ、前走が特別競走１着。
次走が優勝賞金1300万円の重賞（南関東SIII）の「ニューイヤーカップ」を予定していますから、これは期待大な馬です。
次は、「ハブアストロール」（この馬のリンクはこちらから）
先のパンパカパーティ号と違って、こちらは永らく低迷が続いていたのですが、昨年末のレースにて１年ぶりの勝利。
そしてリンク先から見てもらえば分かるのですが、この馬はレースになると自身の名前の、「ハブアストロール＝お散歩」とは全く違って、レース最後の直線コースに入ってから怒涛のごとく追いこんでくるのを得意にしているようです。
こちらもこれから期待大の馬のようです。
この他、この山口さんの所有馬には、「ココロノスポーツ」「セラミックガール」なんかがあるのですが、今年の彼の期待馬で、「ハリーバリパーティ」なる馬がいるようですよ。
こちらは昨年にデビューした馬なんですが、素質たっぷりなようです。
この山口ステーブルさんの馬は関東の地方競馬が主戦場のようですから、それ以外の地域の皆さんにはなかなかお目にかかれないようですが、これからぐんぐん成績を上げて重賞を沢山勝つようならＪＲＡの重賞レースに出走するかもしれません。
そのときが来るように温かく見守りましょう。
そして、浦和競馬場や大井競馬場の近くに住んでいらっしゃる方は、彼女たちが出走する時は現地に行って応援していただければ有難いです。