巨人3年ぶりの優勝! | Perfumeとグルメの日記

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ついに昨日、我がジャイアンツは3年ぶりに、セ・リーグを制覇いたしました。
去年・一昨年と誠に不甲斐ないシーズンに終わり、キリキリした思いでございましたが、ようやく3年間の溜飲が下がりました。
思えば、4月中旬までに2度の5連敗を記録し、この時点で6勝13敗。
球団の歴史の中で、「借金7から優勝した例はない、だから優勝確率0%だ!」なんて心無いマスコミの記事に落ち込んだ事もありましたが、急速に持ち直したそれ以後が75勝25敗で勝率.750という史上最強のチームっぷりですよ。
ファンが見ていても、「今年は強いなあ・・・」と感心するくらいなんですから(笑)。



さて、他のチームのファンの皆さんや、その他の皆さんは、「巨人ってしょせんお金を使ってよそのチームからいい選手を取ってくるから強いんでしょ?」というシニカルな視線を送る方々も多いかと思いますが、果たして本当にそうなんでしょうか。
そんなアナタに、優勝を決めた昨日の試合の巨人の先発メンバーをご紹介。


1(中)長野 久義
2(二)藤村 大介
3(遊)坂本 勇人
4(捕)阿部 慎之助
5(右)矢野 謙次

6(三)村田 修一
7(一)亀井 義行
8(左)谷 佳知
9(投)内海 哲也


赤文字で書かれた選手、つまり先発メンバー9人中7人は巨人の生え抜きの選手であります。
さらにこの日にベンチ入りしていた控え選手にまで目を広げてみても、


加藤 健
實松 一成
石井 義人
古城 茂幸
寺内 崇幸
高橋 由伸
松本 哲也
鈴木 尚広



ご覧のように移籍組は8人中でたったの3人だけ。
なに?ならピッチャーはどうなんだって?
ではベンチ入りしているピッチャーを見てみると、


福田 聡志
高木 京介
山口 鉄也
小山 雄輝
宮國 椋丞
田原 誠次

高木 康成
西村 健太朗


1人を除いて全員が生え抜き。
もはや、アンチ巨人の心を折るような結果(笑)。
実は世間の評判とは全く違って、巨人はドラフトで取ってきた選手を地道に育てて一軍に上げて戦力にしているのですよ。
しかも、この日の投手陣はドラフト1位の選手は先発の内海だけで他は、高木京(4位)、小山(4位)、宮國(2位)、田原(7位)とドラフト下位指名の選手が多く、山口にいたっては育成上がりと、これぞまさしく「育成の巨人」が造りだした百花絢爛ですよ。



さて、今年の巨人のMVPを挙げるなら、野手では阿部、投手では山口というのは世間的にも客観的にも当然名前が上がる所でしょうが、ボクとしては、影のMVPとして高橋由伸を挙げたい。
巨人ファンならご存知だと思いますが、2009年オフに椎間板ヘルニアの為に腰にメスを入れ、それ以後は腰の状態を見ながらの現役生活。
去年は95試合の出場にとどまったのですが、今年はここまでで127試合出場して4年ぶりの規定打席到達まであと少し。
しかも、今年は勝負強い打撃をしばしば見せて、得点圏の場面での出塁率が.468とリーグ二冠王の阿部に次いでチーム2位。
個人的には、杉内がノーヒットノーランをやってのけた5月の楽天戦で、田中マー君から決勝の2ランを左中間に放り込んだのが一番印象に残っております。
なにげに由伸も今年で38歳で、チーム生え抜き最年長なんですよね・・・。
いつまでも現役でいて欲しいです。



さて、セ・リーグ優勝を決めたと言っても、まだ「CS」に「日本シリーズ」とあと2ヤマ残っておりますから、まだまだ気を抜かないで大願成就である、「日本一」に向けて頑張っていただきたいと思います。