宇多田問題 | Perfumeとグルメの日記

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Perfumeと食べ歩き(主にラーメン)が好きです。
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世間を賑わせている宇多田発言ですが、ミュージシャンが自分のHPやインタビューなんかで、「あのCDは絶対に買うな!」って
言ってるのはアメリカでは結構ある事ですよ。




大体レーベル移籍した後に、前のレーベルから勝手にベスト盤出されたものが多いから、今回の宇多田問題に近いです。




これって結論から言うと、契約内容の不備か、文言の解釈を曖昧にしていたのを衝かれたんでしょうね。
契約書作成の担当弁護士の不手際ですな。




日本ではこんな事はまず起きないでしょう。
なぜなら多少崩れてきましたが、まだまだ日本ではビジネスで一番大事にされてるのは「信頼」だからです。
日本でこんな事やったら、たちまち業界から干されるでしょ。
これが多民族社会にはない同族社会のメリットでしょうな。




よく「日本は閉鎖的社会だから…」って批判する左巻きな評論家がいますが、逆に言えば閉鎖的だからこそ「信頼」だけで商売が成り立つんですよね。




よく日本企業がアメリカで訴訟起こされて何百億もふんだくられてますが、これは商売相手を信頼して隙を見せるからそこを衝かれてしまうんです。
いつ相手が牙を向いてもいいように、常に自己弁護と責任転嫁のレトリックを用意しておくのが契約社会を生きる知恵でしょうね。




まぁ法治国家のアメリカでさえこれなんですから、法律より共産党の決定が優先する人治国家の中国はこんなもんじゃ済みませんけどね。
中国に喜び勇んで進出して、ケツの毛まで抜かれて無一文で帰ってくる中小企業の社長が山ほどいるんですから。




おまけに中国には、国内で訴訟を起こされた外国人には出国をさせない事ができるという訴訟法まであるんですから、みんなよく中国で商売する気になるなぁというのがボクの意見です。



なんか宇多田さんの問題と離れてきましたが(笑)、要はビジネス慣習で言えば日本のやり方が一番リスクが低いという事で、外国人相手や外国で商売する事自体が既にリスクの高い事をやってるんだという自覚を持つべきだという事のが結論です。




性善説が通用するのは日本だけ。
だから日本で生まれた事は最も幸運であり、最も幸せな事なんですよ。