エレクトロはもう古い? | Perfumeとグルメの日記

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Perfumeと食べ歩き(主にラーメン)が好きです。
この2つのテーマについてのエントリーが中心です。

先週くらいに発売されたMARQUEEは読みましたか?


特集が中田ヤスタカロングインタビューで、かなり読み応えあるんですけど、その中で、


「他の人がエレクトロやるんなら僕はやらなくていいかな?」


って話してて、まあ半分冗談だろなって思いながら読んだんですけど、そうも行かなくなって来たみたいなんですよ。


来週発売される、あの!SMAPさま(笑)の新曲「スピードスター」がボーカル加工された超エレクトロなんですよ。しかも超ダサい(爆)



キャッチフレーズ付けるなら「僕にもできた」(謎)




相場の格言に

「オイルマネーが入ったら相場は天井」

ってのがあるんですね。




目の利く賢い奴が相場の値を上げて儲けてる所に、儲け話聞いた世界一の金持ちである石油王が相場に大金投入したら、売買の仕組みとしてそれ以上値が上がる訳ないでしょ?
だから賢い奴はその王にみんな売りつけて、その相場からは逃げちゃうんです。



それと同じで目が利くヤスタカが開拓したエレクトロに、大資本であるJさんトコのSさんか鳴り物入りで入ってきたら、そりゃこのジャンルは外からみたら超ダサく映りますよね。


つまりいくらオシャレな洋服であっても、着ちゃいけない人が金にまかせて着ちゃった瞬間に、その服着てたオシャレな人までダサく映るって事です。


つまりPerfumeがいつまでもエレクトロにいると、「いつまでやってんの?」と最先端にいる人から不思議ちゃん扱いされる訳ですよ。


こういうのを察知していたのか知らないですがヤスタカは新アルバム「トライアングル」では、エレクトロの要素を一気に薄めました。
これが「GAME」信者には不評で、このアルバムを駄作扱いしてる人も少なくありません。


しかし、このインタビュー読んで思うに最早エレクトロに見切りを付けつつあったヤスタカが次への段階に進む為の布石がこのアルバムなんじゃないんですかね。


根拠は去年でたcapsuleの「MORE×3」です。
昨日改めて聞いて気付いたんですが、前半はエレクトロ全開なんですが、後半曲群はトライアングルの新曲群とほぼ同じような曲が並んでるんですよ。



M―8のthe mountain of life のメロディーの癖やエフェクトのかけ具合は、まんまthe best thing だし、
M―10のAdventureは曲調がどこか、Zero Gravityの下地になってる感じに聞こえます。




つまり、capsuleにしてもPerfumeにしても、この曲群に今までとは違う所へ行きますよ!っていう予告編をさせてる気がするんですよね。



じゃあどこへ行くかと言うと同じ誌面にあったこの言葉、


「(聞く人の)顔やファッションが見えないような音楽」


がヒントだと思うんですけど。



こんな曲聞く人は渋谷のこの辺に固まってるとか、クラブにいる人とか、北関東にいる人とか(笑)… そういう分類される音楽からは離れるって意味なんだろうか?
はっきり言ってまだ謎ですな。
これだけでは。



ただPerfumeに関してはアルバムの新曲群とともに、なぜワンルームディスコのカップリングが23:30だったのか?


だってさっきの言葉って正にこの曲にこそ当てはまりませんか?
ライブにも使えないような単なるアンビエントな曲が、なんで収録されたのか?


今後この曲が深い意味を持つような気がしてならないです。



まあ全ての答えは次のcapsuleのニューアルバムを聞かないと解らないんですけどね。




いずれにしても今解ってるのは今後Perfumeは縦ノリエレクトロからは足を洗うという事は確かなようです。


とりあえず徳間さん!年内にミニでいいのでアルバム出しましょ!