すっかり秋風ですね
。
みなさん、如何お過ごしでしょうか?
今月は祝日が続き、患者様にはご迷惑をおかけしております。
さて、今日は ちょっと違う話からさせて下さい。
今日のお昼間に、可愛い 桜ジロウ
が天国に行きました
。
桜ジロウ
はパールホワイトのジャンガリアン ハムスターでした。
二年前の春、桜の季節にやって来たので 桜ジロウ と名づけました。
長い 闘病生活
でした。
彼らハムスターは、小さいからだのため、病を治すという治療はほとんど出来ません。
彼らの生活をいかに より良くしてあげるかというのが 精一杯のところです。
獣医さんのところへ行っても、採血も出来ません。
血液 そのものが少ないから。
つまり、QOL(Quality of Life) 生活の質の向上です。
彼は、歯医者のもとに居ながらも、「歯」の悪い子でした。
歯が どんどん 伸びていき 口の内側に歯がカーブして伸びて
何も食べれなくなっていました。
お腹や、足には 腫瘍ができ、左足は4倍ほどにも膨れ上がっており、
まともには歩けず、バランスをとるのが大変でした。
それでも、餌箱まで餌を食べに行き、吊るした水容器まで水を飲みに行き、、、
その姿は、飼い主以外から見れば、貧相で汚いペットだったかもしれません。
「かわいそう」とか「みすぼらしい」とか。。。
私は、中学生の頃、初めて ハムスターを飼いました。
それから、いくつもの「お別れ」をしてきました。
でも、いつも 思うのは、彼らへの「尊敬」の念でした。
彼らは、何も言えず、伝えることも出来ず、苦しいことも、泣き言も言えません。
最期の最期まで、黙って 生き抜きます。
彼らは、最後まで、できるだけ 動き、食べようとします。
人間のように、自分をいい加減に扱ったりなど 決してしません。
最期まで、「生」の方へ 向いて 「真摯に」生き抜きます。
その姿に 私はいつも 人生を教えられます。
私の苦難への立ち向かい方など、桜ジロウ にいくら教えられたか分かりません。
彼は、私の 開業準備も、開業も 試練の日々も 共にに過ごしてきた家族 です。
彼は、私の休日を待って 逝ってくれました。
今朝は、たくさんの 感謝の言葉を 彼に伝えました。
スポイトから 少量の ミルク を飲んでくれましたが、もう目は開きませんでした。
それでも、腫れていない方の足の爪を咬んで お手入れしようとしていました。
ぐったりした体を なでてやり、もう頑張らなくていい と 。。
早くから、「不正咬合」だった 彼の歯を 伸びては はさみで切ってやりましたが、
これが 大変でした。
ハムスターは 小さく弱い生きもの なので 人に抵抗します。
自分のため とかの理解は当然なく、嫌なものはいやなのです。
「自然のまま」を選びます。
しかし、私は 歯医者 です。
何とか、毎回 すごい力の抵抗にあいながらも、 必死で 歯を切り、彼の延命を果たしてきました。
桜ジロウが 自分でひまわりの種を割れず、自分の歯で噛めなくなってからずっと、
私は、餌を つぶして、細かくしてやりました。
腫瘍のある 足でふんばれなくなってからは、水分も注射器でやりました。
ハムスターの介護生活でした。
彼が 生きることをあきらめない 真摯な姿を見せてくれている以上、
私のすることは、ただ彼を支えていく 彼を生き抜かせてあげる手助けだけでした。
彼を 「救う」 とか 「治す」 とか そんな ことはできません。
一緒に居て、言葉をかけ、なでてやり、餌を作る、でした。
開業で多忙な私は、ほとんど 一緒にいてやれませんでした。
何日も 私の気配がないと 元気がないように見えたこともありました。
今は、すべての 苦しみから 解放 されて穏やかな表情をしています。
小さくなった体 を見送ってやろうと思います。
でも、桜ジロウ が遺していってくれたものは とても大きいものです。
みなさん、「歯」がいかに、この世の生きとし生けるものに大切なものかわかって下さい。
人間だけなんです。歯の治療をして、なくてもブリッジや入れ歯が入れられるのは。
野生の動物は、「歯」がダメになったら、それは「死」を意味します。
「不正咬合」も、やはり 健康をそこなう原因になりうるものです。
「歯」を残す!ということが いかに 健康と関わっているのか、
日本は まだまだ周知されていません。
「いたくなったら」「悪くなったら」 では遅いのです。
ちゃんと、「健診」して、メンテナンスして、
「口」のなかを、キレイに しておくことが 「健康のもと」 なのです。
それから、先ほど書きましたが、
私は、患者さんに対しても 「救う」とか「治す」とか おこがましいことは思っていません。
すべては、患者さん の 「良くしようという気持」に応えようと出来得ることをするだけです。
スタッフを含め私たちが、どんなに 頑張って 歯石を取り、プラーク(歯垢)を取り、
お口の中をキレイにしたところで、患者さん が そのあと ごはんを食べてもきちんと歯磨き出来ていなければ、それで、元に戻ってしまいます。
「歯科」とは 自己責任 の 大きな科です。
そのかわり、 自分の力で、病気(虫歯や歯周病)にならないように コントロールできる分野でもあります。
誰もが、初めから虫歯や歯周病になった歯はありません。
みんな、自分で 作り出していった 状態であることを。
だからこそ、赤ちゃん の時から、しいては 赤ちゃんがお腹の中にいてるときから
「歯」の健康を考え、管理していきましょう! ということなのです。
予防さえできれば、「歯」を削ることも 「歯」を失うことも 全く無い!のです。
詰め物も、金属も、ブリッジも、入れ歯 も サヨナラ!
今からでも 遅くありません。今からデキル最大限の予防を!
そうして、ほんの少しでも 歯のお話を 家族や仲の良いお友達にも教えてあげてくださいね!
みんなで 守りましょう! 歯と身体の健康を!!
きよみ歯科は 「歯を治す」 から 「歯を守る」へと頑張って参ります。
桜ジロウ 見ててね!
私も 頑張って あきらめないで 真摯に 生き抜いていくからね!
今以上悪くさせないことも、予防です。
悪いところは しっかり治して、管理していきましょう!