宮之浦岳登山⑨黒味岳からの眺望。 | きよ's Happy Times

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きよが感じる至福のとき、相棒ポデろー(BMWF650GS)との旅を綴ってます。

4月25日12時20分。黒味岳山頂。

30分でここまで来られるのは意外だ。たしかに宮之浦縦走の寄り道レベルな近さだ。

しかし真っ白な頂上…高い岩の上のはずだけど、ここまで周りが白いと高いんだか?スゴイんだか?も分からない…


ジョンは日本人の彼女(仮称:ヨーコさん)と座っていた。“あちゃ、せっかくの二人の時間を…なんかすんません”な気分でいると、ヨーコさんが話しかけくれた。


今日は黒味岳のみでのんびりしに来たそうで、宮之浦岳には行かないんだそうだ。ヨーコさんは以前に来たことがあるようだけど、ジョンは初めての屋久島なんだそうだ。

ジョン:「それってバイクのですか?」

オレのトレッキングシューズにはプラスチックのバイク用クラッチカバーが付けたままになっていて、それを指差して言った。これに気付くって事はバイク乗るのかな?

ジョン:「入口のバイクは、あなたのですか?」

きよ:「あ。はい。借り物ですけどね」

ヨーコさん:「え?!あのバイクの人ですか?」

やっぱりバイクで登山口まで来るのって奇特に映るんだろうか?


持っているおやつを分けたりして話した後に二人は下山しようと腰を上げると、ガスは勢い良く黒味岳を通り過ぎて…
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岩の大きさもその後ろの背景もあいまいだった岩が、とんでもない高さにあり、その向こうにはとんでもない深い森が広がっていた。


3人:「スッゲー!」


立ち上がった二人もその絶景に呆然とし、オレはその横でいい景色に小躍りする勢いで喜んでいた。

下を歩いていた時は気付かなかった…
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※画面は大きくなります。

花之江河がくっきり見えた。

3人:「あ!ホラホラ!見えた!見えた!」

ガスは勢い良く流れていて、スッキリ見えたかと思えば、すぐ真っ白になったり…安定はしていない。

そして投石平の方をみると…
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この写真って何の気なしに撮ったんだけど、実は人が写ってました。

中心から右下にむけてある石の集まっているところが投石平なんだけど、そこに…
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分かるかなぁ?人が居る!

これは旅を終えて写真を拡大してみたら気が付いたので、その時は全く分からず。でもこの黒味岳の頂上は下から人が立っているのが見えるんだそうだ。もしかして見られてたかも??


登った直後は、宮之浦岳と同じで真っ白な景色にガッカリするかと思ったけど、この景色はホント感動だった!見え隠れするチラリズムな景色がまた感動を増幅させた。黒味岳サイコー♪


分岐で後押ししてくれたおばちゃん!ありがとう!