クライストチャーチの銃乱射事件について~状況説明、そして伝えたいこと | ニュージーランド情報発信~短期ホームステイSapporokiwis

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2019年3月15日(金)、クライストチャーチでとてもとても悲しい出来事が発生しました。

 

日本でも多く報道されているかと思いますが、こちらでの現状を踏まえ、少しお伝えしたいと思います。

 

クライストチャーチ市内にあるモスク2か所で銃乱射事件が起こりました。

 

事件当日、事件に関わったと思われる男3名と女1名が拘束されました。

 

主犯格の男はオーストラリア人

 

この日のために数年かけて計画を練っていたようです。

 

当初は、主犯格の男が家を構えるクライストチャーチよりさらに南に何百キロ離れたダニーデンで実行する予定だったらしいのですが、イスラム教の人が多く集まるクライストチャーチのモスクにて実行することを決めたようです。

 

事件当日は複数犯の犯行と言われていましたが、今日の時点ではその主犯格とされるオーストラリア人の男による単独犯で、他の3名は事件とは関係なかったとの見方です。

 

最初の通報から30分後にはその男を拘束していたようです。ポリスカーが犯人の車に体当たりをし、車から引きずりおろして身柄を確保したようです。その様子が映像でも流れています。

 

白人至上主義で明らかにイスラム教の人たちを狙った犯行でした。

 

私がこの事件を知ったのは、うちの子供の学校からのテキスト(日本でいえばショートメールかな?)でした。

「学校がLock down(封鎖)された。(学校から出られないが)子供達は安全だと。」

 

何事かと思い、ネットでニュースをチェックしてみると、クライストチャーチで銃撃事件が起きたと知りました。

 

最初は誰かが銃を発砲し、念のため学校側が子供達をかくまっているのか程度にしか思いませんでした。

 

テレビをつけてみると、これはただ事ではないということがわかります。

 

クライストチャーチに来たことがある方であれば、ハグレーパークと言えば誰もが聞いたことがある、一度は足を運んだことがあると思われるる場所です。クライストチャーチシティ中心部に位置し、ゴルフ場、イベント会場、テニスコート、色とりどりのお花が咲く植物園などがある大きな大きな公園です。

 

このモスクは、ハグレーパークの近くにはあるものの、その公園の西側の端の通りを、少し南に下がったところに位置しています。おそらく一般の観光客であればあまり行かないような場所です。

 

観光客がよく行くハグレーパーク東側の植物園入口付近、博物館、アートセンター側とは真逆になります。私もそのモスクの前の通りは通ったことはありましたが、そこにモスクがあることなど、結構最近まで知らなかったです。

 

最初にニュースを聞いた時点では、けが人はいるとの報道でしたが、まさか死人が出たとは夢にも思いませんでした。

 

クライストチャーチ、いやニュージーランドでこんな銃乱射事件が起きるとはだれも想像してませんでしたから。

 

ニュージーランドは比較的安全な国であり、ましてや銃にからむ事件はあまりありませんでした。日本でたまに発砲事件がある程度と思ってもいいと思います。

 

それなのになぜ・・・ニュージーランド国民皆が思ったことでしょう。

 

 

しばらくして犯人が拘束されたとの報道がされましたが、犯人は何人いたのか、すべて捕まったのか、逃げている犯人がいるのか全くわかりませんでした。

 

学校に残されていたうちの子供からは逐一メールで連絡が入っていたので、大丈夫だろうとは思っていましたが、やはり不安感は拭えませんでした。

その日の学校が終わる時間が午後2時半、学校封鎖が終わったと連絡が入ったのが6時頃でした。連絡が入って、速攻で学校へ迎えに行きました。学校で待機している間、皆で伏せて身を隠していたようです。本人曰く、床が固くて、トイレに行きたくて、お腹がすいて大変だったと。

 

学校封鎖になったのはクライストチャーチ市内ほぼ全校です。

 

本人は大変だったと言っていたとはいえ、うちの子供は高校生なので、そんなにひどい状況ではなかったと思いますが、小学生だったら子供達も先生達も相当大変だったと思われます。

 

18日現在、50名の方が亡くなったと報道されています。まだ多くの人が治療を受けており、中には重体の方もおられると。

 

私の家族や直接の知り合いには事件には巻き込まれてはいなかったですが、もしかして知り合いの友人やご家族が巻き込まれている可能性も否定できません。

 

昨日、現場近くに行き、折り鶴を添えてきました。多くの人が集まり、多くの人の思いがたくさん詰まったお花やメッセージカードがたくさん添えられていました。どうしてもあの場所でそんな悲惨がことが起こったとは思えないような平和そのものを感じさせる場所です。誰もが静かにそのお花が添えられている場所にたたずんでいました。

 

ただ、大人が起こしたその事件現場の前で、状況がわからない小さい子供達の声がとても無邪気で、集まる皆の心に一層悲しさがこみあげてきました。

 

ニュージーランド政府はさらに銃規制を強化することを発表し、もうすでに前に動き出しています。

 

ニュージーランドでは日本と同様ライセンスを持った人しか持つことはできず、一般の人が銃を持ち歩くなんてことはまずありません。

 

事件直後、ふと思っていました。

 

銃があるから皆も銃を持って装備をしようというのではなく、きっとこの国は銃規制に向けて動き出すのではと。

 

やはり私が思った通りでした。

 

移住した先がニュージーランドでよかったとつくづく思いました。

 

ニュージーランドは積極的に難民を受け入れ、サポートしている国でもあります。自国では戦争や紛争、食糧難、疫病で命の危機にさらされていて、命からがら平和な国を求めて移住してきた人達が、ニュージーランド人として必死に生きているのに、こういう偏った考えの人間にその命、幸せを奪われたことは決して許されることではありません。

 

私の周りにも移民、難民の方がたくさんいます。私は国籍は日本人のままですが、永住権を持っていますので、生活に支障がないくらい、ニュージーランド人とほぼ同様の権利が与えられます。(選挙権もありますし、生活保護や教育サポート、医療サポートを受ける権利もあります。)国が私達を守ろうとしてくれています。中にはそれをおもしろくないと思っている人いるでしょう。でもこんなあからさまな、ひどい事件は今まで起こったことがなかったので、ニュージーランド人としても、移民、難民としてもショックでどうしようもない気持ちでいっぱいです。

 

オーストラリアの議員が、「ニュージーランドの積極的にイスラム教徒を受け入れている国の政策が、こういう事件を起こした」みたいな事を言ったことが報道されました。今はその議員の辞職を求める署名が100万人以上集まっています。イスラム教徒の人が起こした事件であればまだしも、犯人はオーストラリア人であるのに、そういった発言ができるオーストラリア人というのはやはり???です。そういった思いでいる人が大勢いるということでしょう。

 

クライストチャーチは2011年に大きな地震に襲われました。

 

復興に向けて少しづつ、少しづつ前に進んでいた時でした。

 

そして、どうしてクライストチャーチに、どうして私達にムチを打つの?

 

という思いを誰もが持っていることでしょう。

 

私も日本からのホームステイの受け入れをしている立場としても、どうして・・・としかいいようがありません。

 

崖を這い上がろうとしていた時に、どん底に突き落とされた気持ちです。

 

また観光客の足が遠のいてしまうことになることが予想されます。

 

ただ一つ言いたいことは、日本で地下鉄サリン事件が起こったように、今回の事件は日常茶飯事に起こっている事件ではないということ。

 

その土地に住む市民、国民であっても信じがたい事件であるということ。

 

温かい目で見守って欲しい。

 

偏見の目で見ないで欲しい。

 

クライストチャーチから遠のかないで欲しい。

 

ただそれだけです。

 

 

 

亡くなられた方にご冥福をお祈りいたします。

 

 

 

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