『覚えてる?初めて会った日のことを』『覚えてるよ』『何年になる?』『四年』『会ったのは?』『お前覚えてるか?』『九月の十三日』『俺の覚えてるのと違うな』『え?』 電話の後 記憶をたどり 彼と会ったのを思い出す サッカーのワールドカップの後の夏 九月の七日だった・・・・・・彼に聞くことは出来なかった 忙しくて電話を切ったからだ  今までの思い出す彼とのこと 三年たち 四年になる 彼の 背中ばかり見ていた 私も恋愛する年ではない だから今は少しでも一緒にいたい 少しでも 今まで記憶を思い出してきて 言葉にしたけれど 今現在 彼から離れられない 男の癖に 奥さんに頭が上がらなく 小遣いも無い だから 男がお金ないなんて 恥ずかしいから と 少しだけ 彼にあげる おかしいよね お金なんて でも 好きだから 彼に なんでもしてあげたくなる それって・・・・・・お金で彼の体買ってるの? そう 考えたくない!

 

人は何のために生きているんだろう 誰のために 生きているんだろう 私は どうすればいいんだろう 変わることが出来ない 私の愛は 不倫 浮気 遊び 簡単な言葉だ でも相手を本気に好きになって 離れたくなくて でも相手を信じることが出来なくて 苦しくて苦しくて 私を見て 私だけを見てと いつも思っている 諦めようか 彼から離れようか? そう思っていても どうすることも出来なくて 立ち往生している 私の愛は重いですか? 私は誰にも愛されないのですか?教えてください・・・・・・・

彼への不安が消えない 信じることが出来ない 代わることの無い会話『五十嵐と楽しそうに話してたね やっぱり彼女のほうがいいんだ』とか『私には 忙しいからって 言うけど 休みの日会ってたりして』とか『会えない日は 彼女とエッチしてたりして』とか 『本当はずっと付き合ってたりして 邪魔してるのは 私だったりして』とか 電話するたび 私の不安をそのまま彼にぶつけていた バカだった 彼が怒るのは目に見えていた 「いい加減にしな! お前の愛は重すぎる どうして信じない いちいち何をするにも お前に報告しなきゃならないのか?」今度こそ 終わりだと思った 「このままじゃ 疲れるよ もっと楽しいはずだろ お互い家庭が上手くいかなくて 安らぎが欲しくて 会ってるんだろ? 不安になるのは俺が悪かったから でも 前に進もうよ あのことはもう忘れたいんだ」「私も忘れたい デモ」「普通に戻ろう もう 会わないほうがいいよ」「うん そう言うと思った もう 駄目だね」電話口で泣き崩れる私 「お前な 自分で自分の首絞めてんだぞ 俺何もしてないから 回りの言葉気にしてるなって言っただろ?どうしてわかんないんだ」言葉も無く泣いた「泣くな!」「ごめんなさい」「ごめんなさいばかりだろ」「辛かったんだもの 周りの人が貴方と五十嵐の話する 私と貴方とのこと知らないから あることないこといろいろ 聞きたくなくても耳に入ってくる」「ほっとけばいいだろ」「・・・・・・・・もう 嫌になったよね もう 会えないよね」「少し考えるんだな」・・・・・・・・・・・・

 しばらく彼と連絡を取らずにいた 顔を合わせても知らぬ振りをする彼 二週間が過ぎ 私のイライラもピークに達し 心も体も彼に会いたいと悲鳴を上げた 彼の携帯にワン切りする 会社に彼独りになれば 掛かってくるはずだった 時計と睨めっこしながら待つ「どうした?」変わらない言葉だった「独りじゃだめなの 貴方がいないと駄目なの」「・・・・・・・・・誰が悪いんだ?」「私 もう 何も言わないから 周りの言葉はきにしないようにするから 側にいて」「俺の言うこと聞かないんだもん」「ごめんなさい ちゃんと聞くから」「今度 同じこと言ったら 終わりだからな」「うん」「うん じゃ無いだろ」「はい」彼の言葉から 怒りが消えていた 「会いたい」「少ししか時間ないぞ」「わかってる」「じゃあ おいで」 ・・・・・・・・・・・・・・・

 なんとなく まだ怒っているようだった 「怒ってる?」「当たり前だろ」私の頬を軽くたたく「痛い!」「誰が悪い?」子供相手にじゃれるように私の頬をピタピタとたたく 「やだ~」彼の手を押さえたが 逆に体を押さえ込まれ 激しくキスされた 荒く服のファスナーを下ろし 私の体をさらけ出させた 激しく胸を揉み 乳首を噛む 首筋を舌で舐めまわし 秘密部のおくまで届くほどに 彼が入ってくる 激しいエッチ 首を右手で押さえ込み 「これからは 俺の言うことは聞くんだぞ!いいな」私は小さくうなずく 首を押さえたまま長いディープキス 彼の舌が私の舌を撫でる 彼のものが 秘密部の入り口や膣の中をこね回す サディスティックなところがあるような行為を 彼はしていた 呻く私を見て 楽しんでいるようだ・・・・・・・・・・・・・・

エッチが終わり 帰るとき 「また 電話するから」「怒ってないの?」「怒ってないよ」「側にいてくれる?」「いるから心配するな」「うん」「気をつけて帰れ」「うん」

複雑な心境だった 結局彼と離れられなくて 彼も私ともう二度と会ってはくれないだろうと思っていたが また電話するの言葉だった ・・・・・・・・彼の様子を見るために 私は自分を変え 愛するより愛されたい やきもち焼くより焼かせたい 彼が不安になるようないい女になる・・・・・・・・・・楽しまなくっちゃ!!!!!!!

五十嵐の私への態度がオカシイ 安川とのことを 上司に話したのを感ずいているのか それとも 私が五十嵐への態度が変わったから感ずいたのか解らないが 私の姿を見ると 物言いたげな顔をする たとえば 『安川は私のものよ』 と 感じた 私の思い過ごしかもしれない 行動も 『貴方をまだ好きよ』と 言いたげに視線を安川に向ける 私の考えすぎなのだろうか でも 色々なことがあったのに 平気な顔をしている 五十嵐の神経がわからなかった もしかしたら 安川が やはり 五十嵐に対して まだ好意を抱いているのではないかと 思うときがある 私が五十嵐の立場なら会社を辞めるか 元の部所に戻される時 断るから・・・・・・・安川も五十嵐との事で城山を失ったのだから なるべく避けるはずだが 平気な顔を見せている そんな毎日 私だけが冷静さを失っている 『彼を信じられるだろうか?・・・・・・それとも たとえ五十嵐と会っていても 私は私と 割り切れるだろうか?・・・・・・・』 心の葛藤がまたも彼との間に溝をつくる・・・・・・・・・言ってはいけないこと 「私が電話しなければ ずっと掛けてこないね」「忙しかったんだ」「いつも 忙しいんでしょ」「しかたないだろ 仕事が忙しいんだから 遊んでいるわけじゃないよ」「忙しいを理由にして 本当は私に会いたくないから?」「またそんなこと言ってる 時間があれば電話するよ」「仕事って言って 五十嵐と会ってたりして」「お前な! ぶっ飛ばすぞ まだ信用できないのか?」「だって 不安なんだもん 周りの人が 言ってたよ 五十嵐は 貴方の個人秘書だって」「そんなこと知らないよ 別に何言われても 関係ないよ いちいち気にしていられないよ」「だって」「何もしてないよ!」「また 同じ繰り返しは嫌なの」「大丈夫だよ」「本当に大丈夫だよね」「ああ」「独りにしないで」「しないよ 時間 あったら電話するから」「うん」・・・・・・・・・・・・・彼を諦めなければならない 何度も心に言い聞かせても 出来ない やはり 一度裏切られたら また同じことの繰り返しにおびえる 恋多き男だから そんな男を好きになった私がバカだった もう一度側にいて欲しいと言ったのは間違いだろうか・・・・・・・・・・・・ 

三ヶ月もしない間 五十嵐は 彼のいる部所に戻ってきた 後を引き継いだ人が 家庭の事情で辞めるからだ 周りのものは反対したが 他の誰かが一から仕事を覚えてる時間が無いからだ 仕事の出来ない五十嵐でも 猫の手よりはましだろうと 上の人間は判断した 最低な会社だ・・・・・・これ以上の不安の材料を増やして欲しくなかった 神様は五十嵐の味方なのだろうか?・・・・・・・・・当然のように毎日が楽しくて仕方がないと言ったように 嬉しそうだった 彼に電話で「また 一緒に仕事するんだね」「一緒じゃないよ 仕事の内容は別だから 心配するな 何も無いから」「分かってるけど 嬉しそうな五十嵐の顔なんか見たくない みんな 苦しんだのに あの人だけ 私は何もしてませんって顔してる」「分かってるから 別に あいつのことは 最初から好きじゃないし」「じゃあどうして!」「もう やめよう 前に進めなくなるから」「うん 分かった でも お願い仲良くしないで 優しくしないで」「分かってるから 心配するな」「うん」「時間 空いたら また電話するから」「うん」・・・・・・・・・彼の言葉は信じたい 信じなければならないと思っている でも 直ぐに 疑いと言う文字が頭を上げて 私の心を支配した そんなに苦しいのなら諦めたほうが楽だと思い 何度も諦めようとした 明日からは 彼のことは考えずに 独りで頑張ろうと 彼に会ってさよならしてからにしようとか 別の仕事を探して 彼の前から消えようかとか でも 彼の姿や声を聞くと その決断が鈍った 会社で待っていると 電話があれば嬉しくて 心も体もウキウキして 彼とエッチした時にはこの上ない喜びに包まれた 離れられない・・・・・・・・・どんなことしても 離れられない・・・・・・・・・・彼なしでは生きられない・・・・・・・・・・


私は 彼を 監視した 彼が行きそうなところ全て いわゆるストーカーかもしれない でも 裏切られるのが怖かった 現場をみて 諦めることが出来たら その方が楽だと思った 諦めきれないのに・・・・・・・・・バカだった 彼と会ってしまった 「なにしてんの!」「ごめんなさい」「ごめんなさい!」「もしここに 五十嵐がいたら 目くじら立てて 怒るのか?」「来るの?」「来るわけ無いじゃないか!」「・・・・・」「そんなに 俺が信じられないのか!」「不安だった」「不安だから 何してもいいのか?」「もう だめだね」「誰がそう 仕向けた」「わかってる」「分かってないだろ!」「今のお前は嫌いだ 少し頭冷やせ」「ごめんね」 彼は怒っていた当然だと思う でも 私は不安だった 一度裏切られれば また裏切られるのではないかと 毎日不安で 一杯だった 誰にも分からない 愛しているけど 裏切られる恐怖 独りになる寂しさ バカだね 諦めればいいのに デモできない 愛してしまったから 諦める方法が見つからない 何日か 彼との会話が無く 辛い日々を過ごし 遅くまで仕事している彼に電話した「もう 駄目だと分かっているの でも 貴方を 忘れることが出来ない 会いたい」「ばか!」「ごめん」「中に入りな」誰もいない会社 いつものように会う 彼は激しく私を求め 私の頬を打つ 「どうして信じられない!」「きゃ! ごめんなさい」彼の行動に驚きを隠せない「俺を信じろって言ったよな」また 頬を打つ「ごめんなさい」 私を支配することで彼は優越感に浸っていた 私の体を求める行動も 激しくなった「欲しいんだろ」「欲しい」「して欲しいって 言え」「貴方が欲しい」「俺の言うこときくか?」「何でも利くから・・・・・」彼は 私を支配していた エッチが 終ると 必ず 優しくなる エッチしているときも どうすればいいと聞いてくる 一人の女を 一人の男が 自由に出来る快感を味わっているようだ 信じていいのだろうか・・・・・・彼の行動を考えると・・・・・・・・・・・



仕事が終ると 週に一度は会っていた 会うたびにお互いを求め合い 激しく燃えた そこが会社だということを忘れさせるほどに 愛し合った快感の声が漏れぬように「静かに」といい彼の唇が私の唇をふさぐ 仕事中はそ知らぬふりをし 夜には激しくお互いを求め合う 時々 同じ職場の男と話していると 不機嫌な顔を見せる彼 『まさか・・・・・』そう思ったが 仕事が忙しくても必ず私を呼び出し 激しく私の体を求めた 少しでも私にヤキモチを焼いているのかと 嬉しくなった しかし 五十嵐の存在と城山の存在は消えない たとえ安川から離れても 五十嵐は同じ会社にいるのだ たとえ別れても城山を直ぐに忘れるような安川ではない 今でも安川は城山を愛している 城山が再び安川に会いたいと思う気持ちがあれば 安川は簡単に私を捨てるだろう・・・・・・・・安川が休暇をとったときも もしかしたら城山と会っているのではと不安が私の頭の中が一杯になった 会社の人たちとゴルフをしたときも 『五十嵐と一緒に行かないで』と私は彼に告げた 何も知らない時はよく 安川の部下と五十嵐の三人でゴルフに行っていたのだ 『何も無いよ』説得するかれ『何も無くても 一緒にいてほしくない』涙する私『そんなことで泣くな』『だって・・・・・・・』『信じてくれないのか?』『信じるとか 信じないとかじゃないの』『大丈夫だから 心配するな』『うん』 そう返事しても やはり私は彼を信じてはいないと心の中の自分に問いかけた・・・・・・・・また裏切られるのが怖い・・・・・・・・そんな不安が いつしか安川と五十嵐を監視するようになった そうすることで 不安に心を押しつぶされないようにしていた しかし そんな私の行動と言葉が 自分で自分の首を絞めることになった・・・・・・・・・・・・・

週末の三連休 会いたいと安川に告げると 九時から十二時の間だけなら会えると言った 長く一緒に居たいから なるべく近いホテルに行った 知り合いに見られる危険はあるが 会いたい気持ちのほうが強い

抱き合いながらシャワーで体を流し そのままベットに行く 最初は優しくゆっくりと お互いを愛撫し キスをする 二人の体が熱くなり 抑えていたものが 弾く 彼の唇が首筋から乳首へと這ってゆく 右手が優しく腰から秘密部へと愛撫する 悶える私の姿を楽しみながら 敏感な私の動きに合わせて 彼の唇が右手が激しく動き出す 「ああああぁぁぁ・・・・・」抑えきれなくなって声を上げる 彼が激しく私の秘密部に入ってくる 彼の背中に回した私の手に力が入る 「もっと 愛して」今までに無いみだらな言葉が私の口から出ていた「みさと・・・・・」快楽に溺れた彼も私の名を呼び 突き上げる「ああああぁぁぁぁ・・・・・」私の秘密部からは蜜が溢れる 下になる彼のものを私の口に含む 唇と舌で優しく時には強く愛撫した 彼の上に乗り 秘密部に彼を受け入れる 激しく動き彼の指が私の胸を揉む 激しく動きながらキスをする 私の秘密部から彼が離れることなく 私に覆いかぶさる彼 唇 首筋 胸と愛撫しながら 激しい動きは止めない 快楽の波が何度も二人に押し寄せてくる「あ!あああぁぁぁ・・」快楽が頂点に達していた ゆっくりと動きを止め 弾む息を調える 「安川さん」まだ離れずにいる安川の耳元に囁いた 「会いたかった もう 悲しい思いしないよね」「ああ 心配するな」「ホントに?」「大丈夫だから」「うん」優しくキスを交わし体を離す 安川はタバコに火をつけた 安川の体に身を寄せる 安川に会える喜びの気持ちの隙間に 五十嵐との事が時々のぞかせる もう二度と辛い思いはしたくないと考えると 涙が出た「泣くな」「だって 辛かったんだもの」「悪かったな」「ううん」首を振り安川の顔を見る 「私が憎くない?」「どうして?」「だって・・・・・」「もう 忘れよう 前に進めなくなる」「うん」何度もキスを交わす 安川の指が私の髪を撫で首筋に優しくキスする「また 会える?」「外ではなかなか会えないかもしれない 忙しくてな 会いたいときは 仕事が終わってからだ」「分かった」「会えるときは電話するから」「うん」帰る時間まで抱き合い優しくキスを交わしたり 色々な話をした 体は離れることは無かった最後まで・・・・・・・・・・

家に帰っても 彼の感触が残り体が火照っていた 彼を思い出しただけでも私の秘密部は濡れていた こんな時は旦那にはたとえ指の先でも触れられたくない・・・・・・・・・・・・


私は 心の隅で 安川を求めていたのだろうか?・・・・・・彼の声を聞いて私は安心感が悲しみを和らげてくれるのを感じていたのです 安川のしたことは 私に不安と悲しみを与えました しかしそれは 彼を失う悲しみであり 私だけを見ていてくれなかった辛さでした 側にいて欲しかった 他の人のところにはいて欲しくなかった 優しい言葉も視線も 誰にも渡したくなかった わがままな独占欲だと分かっています けれど そんな愛し方しか出来なかった 今 私の心の中で感じているのは 城山がいない今 今度こそ私だけを見ていてくれるのではないかという ほんの少しばかりの 希望です ずるい考えです バカな女だと思われるかもしれない 自分を本当に愛してくれるカなど分からないし 愛される自信もありません でも ほんの少しの望みを掛けて 私は もう一度 彼の優しさに触れたいと思うようになり 今でも彼を求めている心に気が付きました 愚かな女です 自分でも情けなく思います マタ裏切られたらどうするのか考えても 彼を求める心を止められないのです 彼を憎むことも出来ず 忘れることもできずにいます バカな女です 

 記憶している彼の電話番号 呼び出し音「どうした?」彼の声 いつもと代わらない言葉「強くなれるまで 側にいて欲しいの」「え?」「・・・・・・・何でもない」無理な話だった ばかげている 「いつだって側にいるよ お前をずっと見ているって 言っただろ」「うそ!」「タバコ 無いんだ 買ってきてくれるか?」「え?」「もう 誰もいないから 持ってきてくれるか?」「分かった」「待ってる」 電話が切れ しばらく私は 携帯を見つめていた 数ヶ月前までは 自然に彼に会いに行っていたが 五十嵐との事で 二人で会うことなど無く もちろん 彼が待っているなどという言葉など忘れていた 会えばどうなるのか ありえないと思いつつも 心と体が反応した 

 いつも会っていた倉庫室の前で安川が待っていた「はい タバコ」煙草を差し出した「ありがとう」 煙草を受け取る彼「じゃあ」「帰るのか?」「え?」 帰りかけた私が振り返るのと 彼が後ろから羽交い絞めにするのが同時だった 何も言わずに そのまま倉庫室の中に私を引き寄せた 抱きしめられ キスをしようとする彼を一度は拒否したが 彼を求める体は彼のするがままに身をゆだねた 「色々 ごめんな」首を振る私に 次から次えと愛撫する彼 待てないように乱暴に服のボタンを外す 「してもいいか?」「会いたかった」頬を涙が流れた 涙を唇で吸い激しくキスをする彼 止められない 彼の体が熱くなり 私の体が快感の渦にのまれていく 止まらない 体が彼を求めた 彼を直ぐに受け入れられるほどに 私の秘密部は濡れていた 離れることなく 二人の体は快楽を求めた お互いに愛撫し 体のぬくもりを感じていた 今まで以上に激しく燃えた・・・・・・・・・・・・・

城山が会社を辞めてから 私も社内で移動がありました 移動の多い会社です 五十嵐も当然 安川とは無関係の場所に移動しました 元居た場所とは天と地の差があり 誰もが嫌う部所です 『やっと 終わった』と思いました 穏やかな日々に私は安川を攻めるのを止めました 城山もいなくなり 会社でも立場が悪くなり 私のしたことで周りの状況が変わったのですから これ以上は何も望みませんでした 安川も私に対する態度が 優しく包むように接していました『彼も 傷ついた 自分が悪いから仕方が無いけど でも もういい』心が私に呼びかけました 騙される自分も悪いのだから 男だけが悪いのでは無く 女が馬鹿なんだと思う 安川に電話をするのを止めました 忘れよう いつまでも過去に捕らわれていると前に進めない 新しい仕事に夢中になり 過去や安川 城山や五十嵐のことは記憶から消す努力をしました 安川の仕事とつながりのある仕事でたびたび安川を見かけるときがあるが 感情を顔には出さずにいられました 安川から見れば 無表情に見えるでしょう 会話も上司と会話するように どんな会話も敬語で答え 事務的な態度で接しました もちろん 冗談など言って笑うなどありえません これでいいと納得しました

 神様は罪なことをします 平和だったのに 再び旦那との喧嘩が絶えなくなりました 些細なことでした 『話しかけても返事しない』 と 旦那が怒りました 『俺と話もしたくないというのか? そのうち 顔も見たくないと いいだすのか!』 色々なことを考えないようにしていた私は つい 頭の中を空っぽにしてボーっとしてしまう癖が付きました それで 旦那の声が耳に入らなかったのです それからというもの 毎日旦那はイライラして会話がありません でも 私の心を癒してくれる人はいないのです 耐えました 独りで頑張らなくてはいけない 子供のためにも母親でいなくてはならないのです 心とは反対に 私の表情が辛さを物語ってしまいました 心配そうに私を見る安川の存在に気が付きました でも 無視しました 何か聞き出そうとする安川を すり抜けて 何も語らずにいました 何度か電話も掛かってきましたが出ませんでした 忘れると決めた以上 後戻りはしたくなかった しかし 子供の問題で口論となり 再び旦那は私に手を上げました 殴られた拍子にテーブルの角に額を打ちつけ 赤く腫れました 化粧でごまかしても 安川にはごまかしは利きませんでした 誰もいない廊下で 私の腕をとり 額を見て言いました「電話に出るんだ」 一言だけいい 私から離れました 仕事が終わり会社から出ると直ぐに 電話がなりました 安川です「はい」「何があったんだ」「何も」「また 打たれたのか?」「貴方には 関係ありませんから もう 話すこともないし 貴方に 関わりたくない」「どうして?」「どうして? 忘れたいから もう 悲しい思いしたくないから」「俺は ずっとお前を見てるし 心配なんだ」「どうして 関係ないでしょ」「泣き虫だから」「私はもう 泣かない・・・・・・・・・」 泣かないと言った言葉が嘘になった 涙が 溢れた 言葉が詰まる 「泣くな」 今まで耐えていたものが 全て溢れた 「あまり 旦那を 怒らせるな 前にも言っただろう 逆らうなって」「だって・・・・・・・・・・」「痛い思いするのは お前なんだから」「うん」「何かあったら 電話するんだ 何もしてあげられないけど 話ぐらい聞いてあげられるから」「でも」「ずっと お前を見ているから 心配するな」「でも」「でもじゃないだろ いいな」「うん・・・・・・・・・でも」「お前が言いたいことは 分かってる もう 五十嵐とは関係ないから」「・・・・・・・でも」「大丈夫だから」「うん」「何かあったら 電話 するんだぞ」「分かった」「じゃあな 気をつけて帰るんだぞ」「うん」 ・・・・・・・・・・パンドラの箱をあけたとき さまざまな災いがでてきて 悲しみに包まれた時 箱のそこに最後に残っていたものが 『希望』 でした・・・・・・・・・・・・・・・・・