ゴミ出しをお手伝いする事があるご近所の90代のご夫婦

いつもの立ち話

奥様が「いつもありがとう」とおっしゃってくださって

「主人があなたと話すと楽しいって言ってるのよ。」

と。


年齢的に家族、親戚や知人も旅立ち、孤独感が増すけれど、慣れ親しんだ家が良い、ご近所が良い方ばかりでなかなか施設転居に踏み切れないと話されました。


高齢者の住み替え問題は本当に難しい事です。

経済的な事だけではなく、肉体的に精神的な事も難しい。


知らない人ばかりの施設

誰も会いに来てくれる人はいないマンション

そんな事を思うと、バカ話をしてくる近所の奥さん(私)

気のおけないお隣りさん

誰かがいる今の暮らしを手放せないって分かる気がする、、、



知り合いも少ない

友達も少ない

家族関係は浅い

そんな私でもご近所さんはいる。


何かをしてくれる訳ではないし

他人様に期待なんて失礼なことはしない

けれど

「おはようございます」から始まる

ちょっとした立ち話をする皆さん。


この皆さんが精神的な安らぎになり、離れ難いと思う存在になるだろうか。


『中年』から『高齢者』『後期高齢者』になった自分を想像する。


分かる気がする。