四十九日の法要、入仏式、納骨と全てをお寺でお願いしていました。


先日、迎えた四十九日法要。


遺骨を抱えて向かう道。


小さく小さくなった父に。

かける言葉もなく、ただ桜柄の綺麗な骨壷を撫でるだけでした。



20年ぐらい前に父が選んだお寺の納骨堂。


綺麗に整備されていて、ご住職も良さそうな方でした。

何も分からない私達にいろいろ丁寧に説明していただきました。




「お父さん、新居よ。どう?淋しいかもね。近いから毎日でも来るね」と声をかける母。


私は声もなく、ただ手を合わせていました。




親を見送るという事はこの納骨までをいうのだろうと思います。

ここまでが任された者の務めだと。



でも、なかなか一区切りとはいきません。

次々に送って下さるお供物やお花、お香典。

お礼状を書きながら父を思います。


気持ちが「一区切り」なるのはいつでしょう。



ねーお父さん。

私、なかなか落ち着かないよ。


ねーお父さん。

私、まだまだ眠れないよ。


ねーお父さん。

ねーお父さん。

会いたいね。