意味が分かると怖い話。 | ゆきぃのブログ

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『おでかけ』
『おい、まだかよ?』
俺は、女房の背中に向かって言った。
どうして女という奴は
支度に時間がかかるのだろう。
『もうすぐすむわ。
そんなに急ぐことないでしょ?
…ほら、翔ちゃんバタバタしないの!』
確かに女房の言うとおりだが
せっかちは俺の性分だから
仕方ない。
今年も、あとわずか…
世間は年末の慌ただしさに
包まれていた。
俺は背広のポケットから
タバコを取り出し、火をつけた。
『いきなりで
お父さんとお母さん
ビックリしないかしら?』
『なぁに、孫の顔を見た途端
ニコニコ顔になるさ』
俺の傍らで横になっている
息子を眺めて言った。
『おまたせ。いいわよ…あら?』
『ん。どうした?』
『あなた、ここ、ここ』
女房が俺の首元を指さすので
触ってみた。
『あ、忘れてた。』
『あなたったら、せっかちな上に
そそっかしいんだから。
こっち向いて。』
『…あなた、愛してる。』
女房は俺の首周りを整えながら
独り言のように言った
『なんだよ、いきなり』
『いいじゃない。夫婦なんだから』
女房は下を向いたままだったが
照れているようだ。
『そうか…俺も愛してるよ』
こんなにはっきり言ったのは
何年ぶりだろう。
少し気恥ずかしいが
気分は悪くない。
俺は女房の手を握った。
『じゃ、行くか』
『ええ』
わかりましたか?
解答は下に
↓↓↓↓↓↓↓↓
~解答~
女房は俺の首周りを整える
これは、
首に縄をつけている。
そして…
さっきまでバタバタしていた
子供が横になっている。
すでに死んでいることになる。
夫婦と子供は首吊りの心中
をしているんです。
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今回のは、友達に教えてもらった
話です(*^^*)