四十九日間の贈り物 | 吉田隆志の月曜日

吉田隆志の月曜日

毎週月曜日に更新しています。
日々のあれこれや思考回路。

心地よい陽気に包まれた1週間でした。

夜はグっと冷え込んだりするのが春らしいなと思いつつ

陽気な宴を横目にひたすらに自分を突き詰める。

もう少しで光が見えそうな気がして早数年。

きっと見つけたものなんて山ほどあるのに

達成した時には既に次の目標が見えてるんだろうと思う。

多分この先も『よし、もうこれでもういいや!』となることはない。

てことで折り合いの付け方が上手になればいいなと思う。






いよいよ冬が終わりますね。

実は2月の末にじいちゃんが亡くなりました。

長い間入院してたわけで覚悟は事前にもう長くないともわかっていたこともあり

突然の死ではありませんでしたので悲しむというよりかは

お疲れ様でした、という言葉をかけてあげることが一番しっくりくるという別れでした。


先日は四十九日法要。

誤解を恐れずに言うとじいちゃんの死から四十九日までは

本当に良い経験になりました。

まず息を引き取る瞬間に立ち会えたこと。

これはとても意味を感じました。

少し危ないかも…というのは何度もあったが

その度会いに行けてないうちに乗り越える、というのが常でした。

しかし2月の末にまたそんなに状態がよくないという話を聞いて

たまたますぐに行くことができる状態だったので会いに行こうと思って行った。

会いに行ったら間もなく息を引き取った。

ボケが進行して何年も前から僕のことはわかってないハズですが

僕と母がそろったと同時にそうなったことには意味を感じるざるを得ない。


初めての経験でしたが葬式の段取りにも携わって

たくさんの気持ちを知りました。

人の死、というのは何度か経験したことがあるけど身内は初めて。

四十九日を終わらせてひと段落したわけですが

この数日の経験と気持ちはじいちゃんが最後にくれた贈り物なのだと思います。

実は吉田家に残された最後の男が僕なのですが

強く気が引き締まりました。


そしてまた改めて思う。

会いたい人には会えるうち。

いろんな葛藤がこの世にはあるのですが

本当に大事なとこをしっかり見つめていきたいですね。