いつもありがとうございます。
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言葉であしたをつくる
絆コンシェルジュの英（はなぶさ）エルです。
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三連休最終日をいかがお過ごしでしょうか…？
私は、U-NEXTで「白い巨塔」を見ていました。
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田宮二郎が財前教授を演じた
昭和41年の劇場版です。
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古い白黒映画の
ジリジリとノイズが入る、あの感じ、
味があっていいんですよね。
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ということで、
語源を知って、使いたい言葉、
「医」についてをシェアさせてください。
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初めて、「医」の原点を學んだ時、
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そして、
「医」という言葉に触れる度に、
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思い出すことがあるんですよね。
それは、幼い頃の母の話です。
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母は、子どもの頃、
顔に大やけどを負ったというのです。
餅つきをしていた時、
煮え湯をかぶってしまったらしいのです。
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母の生家は散髪屋を営んでいたのですが、
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「姉ちゃんが大変だー！」と、
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叔父（母の弟）が店にいる祖父に
助けを求めやいなや、
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叔父は祖父から、
ありったけのポマードを渡され、
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「拝み屋さんに拝んでもらわにゃ～」と、
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祖父は物置から
リヤカーを引っ張り出し、
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頭から顔から首から
べっとりポマードを塗りたくられた母は、
リヤカーに乗せられ、
拝み屋さんに向かい、
拝んでもらったというんですよね。
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当時の医療事情はよくわかりませんが、
母の子ども時代の母の住む町では、
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その身に何かが降りかかった時の
頼みの綱が拝み屋さん
＝祈りの力だったのかもしれません。
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奇しくも、
「医」の原点、
それは、「良心」と「祈り」です。
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「医」の旧字は、
「醫 」ですが、
（『医殳』の下に【酉】）
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さらに古い形は、
「毉」と書き、
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『医殳』の下にある
【巫（みこ）】の文字が、
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怪我や病気を治すのは、
【祈りの力】であることを
物語っているのです。
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現代医学では、
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医学＝科学
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と言われるように、
最先端の医療技術を結集し、
治療が施されます。
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しかし、
科学とはおよそ正反対の
【祈りの力】が原点にあり、
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祈りはおろか、
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「医」…技術の矢を
（残ったのはこの部分だけ）
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「殳」…どう扱うのか？
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技術の使い手の在り方までも、
漢字から消え、
技術だけが残ってしまったのは、
何とも皮肉だな…と感じています。
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もちろん、技術は必要です。
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ただ、医療はもとより、
技術至上主義がもたらす世界は、
果たして、
私たちに本当の意味で、
幸せをもたらしてくれるのであろうか…？
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同時に、
そうしたことも考えさせられます。
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【毉】
▼
【醫】
▼
【医】
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の字義を画像でUPさせていただきます。
もしよかったら、ご覧ください。
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「今を元氣に、未来を創る」
王道毉學研究所参加中
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