精米歩合90%のお酒、再び造ります。 | 北庄司酒造店 会長の独り言

北庄司酒造店 会長の独り言

 元三代目蔵主、会長による「酒蔵と趣味」のお話です♪

丁度3年前に成りますが、堺の上神谷(にわだに)と呼ばれていた地域で育てられた山田錦を敢えて1割しか磨かず、醸造アルコールも添加せず、所謂「米だけの酒」を始めて造りました。ビックリマーク

 

米の味と香りが複雑に入り混じり、酸もしっかり出たこの酒の特徴を損なわないようにと、少し熟成させてから原酒のままで販売し始めたのですが、当初は中々思ったように売り上げが伸びず苦戦でした。ショボーン

それが2年近く経った頃からじわじわとお客さんが増え始め、特に此処半年余りの間に在庫が一気に無くなってきました。口笛

土曜日曜毎に長男が産直のお店など数ヵ所で試飲販売を繰り返し行なってきた効果も出てきたのかな。照れ

 

これだけお客さんが付いてくれてるんやからと、再び同じ酒を造ることにしました。!!

 

何しろ、1割しか磨いてない米なので、酵母菌にとっては栄養満点、ハチャメチャに活性化し、メチャクチャ走ります。びっくり

麹(こうじ)の進み具合も超速、高温糖化法の酛(もと)造りも無理な状態で、醪(もろみ)日数が僅か2週間。ビックリマーク

 

油分が残っているせいか、蒸米の手触りが他とは全く違い、また搾った後の酒粕もいつもの良い香りじゃなく嫌な臭いでした。ガーン

 

そんなこともあって、特に麴室(こうじむろ)を始め、他の酒造りに変な影響が及ぶことのないようにと、念には念を入れて、今期最終で仕込むことにしました。

 

前回手掛けた時、この酒もう二度と造りたくないと言ってた杜氏の恵崎君、またまた苦労の日々が続きます。ご苦労様です。音譜