初めての歌舞伎 | 北庄司酒造 蔵主の独り言

昨日、高校時代の仲間達に誘って貰って、大阪道頓堀の松竹座まで歌舞伎の観賞に出掛けました。

 

未だ幼稚園にも入っていない幼児時代に祖父に連れられて歌舞伎を観にいったことがあったらしいのですが、今思えば、多分隈取りをした顔を見たからか、只怖かったのが薄っすらと残ってるくらいで、あとは殆んど記憶に無く、そんなことで今回が初めてとも云える、生で観る歌舞伎でした。

 

最初の演目は、藤山寛美時代の松竹新喜劇に通ずる面白おかしい舞台で、伝統の話ばかりじゃ無くてこんなのもやってるんや、と楽しく観れました。音譜

 

二つ目の演目はややスローな進み具合で、歌舞伎独特の見得を切る場面も余り無くて、その上、三味線と語りが子守唄のようにも聞えて来て、途中フーッと眠りに誘われた時間があったのですが、舞台上手袖の床に置いた「付板」を拍子木で打つ「つけ音」がバシッと響き渡って、ハッと我に返りました。ガーン

 

最後の演目は片岡仁左衛門さんの舞台でしたが、さすが、その演技、動作、間の取り方、セリフの言い廻し、すべてに風格が感ぜられた舞台でした。ニコニコ

 

三味線と語りも、文楽の世界に通ずる所があり、主人公の心の内や動きまで感情豊かに表して、舞台の臨場感を盛り上げる効果抜群です。

 

我々の普段の生活のリズムとは全く違った異次元の世界でしたが、現代まで営々と伝えられて来たその歴史や伝統の重みが充分に感じられた時間でした。ビックリマーク