[ケースのみ預ける悪質性高い「偽装工作」]

 JRAは1日、競馬開催中の5月24〜26日に調整ルームにスマートフォンを持ち込み、同31日から騎乗停止中の水沼元輝騎手(21)=美浦・加藤和=について、持ち込みの経緯を説明した。

 説明によると、トレセンの調整ルームに水沼がロッカー内に携帯電話を置き忘れていると、26日にトレセンから連絡があった。ロッカーは施錠されておらず、携帯電話のケースのみが入っていた。このため、調整ルーム内への持ち込みの疑いが浮上。JRA職員が同騎手立ち会いの下、東京競馬場調整ルームの居室を調べ、携帯電話があったことを現認した。電話のログからは飲食店への予約電話をしていること、SNSなどインターネットの閲覧が確認された。JRAではケースのみロッカーに預けていたことを[偽装工作]として悪質性が高いとみているという。裁定委員会への送付は、同騎手からの聴取など追加調査の進展次第となるため、委員会開催の日程は未定。水沼は委員会の議決があるまでの騎乗停止処分を受けている。

※中スポから


ネットニュースなどにも掲載されていたのでご存知の方も多いと思うがちょっと残念なニュースである。スマホ持ち込みぐらいでと思う方もいると思うが、[公正な競馬]を保つ事を目的として調整ルームには携帯電話など通信機器の持ち込みは一切禁止で競馬開催中は外部との環境は絶たれる。友達恋人はおろか家族まで連絡はできない厳しい環境に置かれる。これは競馬を少し知っていれば知っている人は多いと思う。昨年同じくスマホ使用で一挙6人が騎乗停止になった。今回はスマホカバーだけを預けるという悪質さもある。騎手としてあるまじき行為である。