【シルクロードS】
 高松宮記念をにらむ重要なステップ。今年は京都競馬場が改修工事のため、中京開催。“回り”から違うが過去10年の傾向を探ればヒントが見えてくるはず。
ヒモ荒れ色鯉中京ハンデ重賞
リバティハイツ要注意
[波乱含み] 中京開催のハンデ重賞は年明けの京都金杯(3連単122万円馬券)から日経新春杯(3連単96万円超)と大荒れ。ハナから荒れると考えた方が正解かも。過去10年で1番人気は3勝、2着1回。2番人気は4勝、2着1回たが1、2番人気がそろって馬券に絡んだのは12、14年のみ。その年も3着は2桁人気が食い込んだ。勝ち馬は1〜4番人気以内。傾向としては“ヒモ荒れ”色が濃い。
[性齢] 過去10年で牝馬が3勝。昨年はワンツー、14年には1〜3着を独占した。年齢別では4歳が【33127】。5歳が【33225】。6歳が【33431】だから4〜6歳は勝率、連対率ともに大差なし、ただし、19年ダノンスマッシュ→20年アウィルアウェイと現在4歳が連勝中だ。
[前走] 京阪杯組が2連勝中。連対率、複勝率で言えば1勝、2着5回、3着4回の淀短距離S組か。久々は割引で2カ月半以上、間隔が空いて勝っているのはスプリンターズS組だけ。過去10年で前走マイル線から3着以内に入った馬はいない。マイルCS以来になるラウダシオンは消し。
[結論] 5歳牝馬エイティーンガールは上位人気。スプリンターズS以来のローテも買い材料。ポン使いが利く気性なら軸はこれ。対抗に京阪杯メンバー最上位で外差し馬場が合うシヴァージ。人気薄で食い込むとすれば昇級戦ながら勢いある4歳ヴェスターヴァルト、京阪杯4番人気で不発に終わったリバティハイツを挙げておきたい。
◇シルクロードS2桁人気の好走とその前走(過去10年)◇
11年2着アーバニティ(14番人気・四位)前走阪神カップ16着
12年3着ケンブリッジエル(16番人気・和田竜)前走新春S4着
13年3着メイショウデイム(11番人気・国分恭)前走淀短距離S2着
14年3着リトルゲルダ(13番人気・菱田)前走尾張S11着
15年3着セイコーライコウ(12番人気・藤岡康)前走ラピスラズリS3着
16年3着ワキノブレイブ(11番人気・小牧太)前走淀短距離S8着
18年3着フミノムーン(15番人気・国分優)前走スワンS17着
19年2着エスティタート(11番人気・浜中)前走京阪杯5着
19年3着ティーハーフ(12番人気・国分恭)前走淀短距離S3着
※スポニチから