何としても6ターンを耐え抜いて進化させる…【神光の究極グレート・モス】 | 遊戯王のデッキ紹介や考察のアレコレ

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究極完全態・グレート・モス…。遊戯王の原作を知っている人ならば誰もが知っているであろうモンスター。このモンスターの召喚方法は、極めて困難である。

攻撃力300のプチモスに進化の繭を装備し(この時、攻撃力は0になるが守備力が2000になる)、その状態のプチモスを6ターン以上フィールドに残し続け、それをリリースしてようやく手札から特殊召喚出来る(通常召喚不可)。

しかも、その苦行を成し遂げたところで呼び出せるのは、ただの攻撃力3500のバニラという現実。とても割に合わず、それこそ召喚に成功して満足するしかない代物だ。

攻撃力が全て(と言うと語弊はあるが)の原作の王国編でならまだしも、多彩な効果で場を荒れ回す現在では、出す価値がないと言っても過言はないだろう。

こんなモンスター、誰が使うんだ…? そもそも、グレート・モスをデュエルディスク上で呼び出せる猛者は果たして居るのか…?












居た。

しかもこの時、彼(カオスソーサラー)の相手は、かのヘルカイザー亮である。ヘルカイザーを相手に、究極完全態のグレート・モスを召喚するなんて、一体どんな戦法を用いたのか。

私は考えた。そして思いついた。もうこれしかない。

名付けて、【神光の究極グレート・モス】



<<モンスター19枚>>
逆転の女神 × 2
プチモス × 2
究極完全態・グレート・モス × 1
グレート・モス × 1
アルティメット インセクト LV7 × 1
アルティメット インセクト LV5 × 1
アルティメット インセクト LV3 × 1
マンジュ・ゴッド × 2
共鳴虫 × 2
進化の繭 × 2
ゴキポン × 2
神光の宣告者 × 2

<<魔法14枚>>
アームズ・ホール × 1
貪欲な壷 × 1
封印の黄金櫃 × 1
死者蘇生 × 1
闇の量産工場 × 1
儀式の準備 × 3
強欲で謙虚な壷 × 2
宣告者の預言 × 1
高等儀式術 × 1
明鏡止水の心 × 2

<<罠7枚>>
宮廷のしきたり × 2
安全地帯 × 2
リビングデッドの呼び声 × 2
神の宣告 × 1

<<エクストラ0枚>>

エクストラがないのは、特別な意味があるわけではなく、ただ考えるのが面倒だっただけです。属性的に厳しいですが、マスターキービートルなんかはシナジーあると思います。チューナーを入れられればスターダストを入れて守りを固めてもいいし、別の攻め手を用意するのも無難でしょう。個人的にはこれ以上は大きく改良する気はないですが、十分に改良の余地はあると思います。

さて、このデッキの動かし方ですが…。目的は言うまでもなく、グレート・モスの召喚です。はっきり言って、勝つ事はあまり目的としていません。冒頭で述べた通り、グレート・モスを召喚して満足する為のデッキです。ネタデッキ…というよりはロマンデッキという感覚ですね。

前提条件として、プチモス進化の繭を手札に呼び込まないといけません(プチモスは場に直接出してもいいですが、進化の繭は手札からでないと発動出来ないのでサーチしなければなりません)。この二枚がないと、いつまでたっても進化出来ませんからね。

その為に、リクルーターの共鳴虫、サーチャーのゴキポンを使います。ゴキポンでは、進化の繭、状況に応じてプチモスをサーチ。共鳴虫では、プチモス、状況に応じてゴキポン、アルティメット インセクト LV3をリクルートします。アルティメットインセクトを相手の攻撃が終わった段階でリクルート出来れば、次のターンにレベルアップ出来ます。これなら隙がありません。

更に必要なのが、グレート・モスの確保です。




グレート・モスは手札からでしか特殊召喚出来ないので、せっかく守り抜いても手札になければ無意味となります。なので、強欲で謙虚な壷封印の黄金櫃で、頑張って手札に持ってきます。

進化する準備が整ったら、次は守りを固めます。その守りを担うのが、神光の宣告者です。



マンジュ・ゴッド儀式の準備で儀式を行える状態まで持っていきます。ちなみに、逆転の女神高等儀式術でのリリース要因の他、闇の量産工場でサルベージし神光の宣告者のコストとして利用する役割も持っています。

これらの用意が出来たら、いよいよプチモスを進化させます。進化の最中、プチモスは完全に無防備です。そんなプチモスを、神光の宣告者で守るというわけです。宣告者は、コストさえあればカウンター罠以外の全てのカード効果を無効に出来るので、非常に心強いです。

しかし、過信は禁物。宣告者はコストがなければ力を発揮出来ないし、プチモスに戦闘を仕掛けられたらあっさり破壊されてしまいます。その穴を、その他の魔法と罠で補う必要があるのです。

魔法では、明鏡止水の心を使いたいですね。装備すれば、戦闘と対象とする効果では破壊されなくなるので、安定性が増します。罠は安全地帯宮廷のしきたりのコンボが強い。安全地帯は装備モンスターをほぼ無敵にしますが、安全地帯を破壊されるとそのモンスターも破壊されてしまいます。しかし、安全地帯そのものを宮廷のしきたりでカバー出来るので、相手にとっては鬱陶しい事この上ないでしょう。

ここまで守りを固められれば、プチモスの生存率は高くなると思います。しかしそれでも、穴があります。それは、進化の繭を狙われる事です。繭のないプチモスはただのプチモス。グレート・モスになる事が出来ません。そこを宣告者でカウンターしたいところですね。

なお、このデッキには遊び心でアルティメットインセクトを投入しています。



明らかにグレート・モスを意識して作られているので、共演させたくなりました。本気でグレート・モスのみを召喚する事に特化するのなら、これを抜いて守りを増やした方がいいかもしれません。私は抜きませんが。

以上が主な動きです。しかしこのデッキ、パーミッションが軸となるので、あまりデュエルでは使わないんですよね…。2年ほど前に作ったデッキですが、ほんの数回しか使っていません。完成度的に私は満足しているので、未だに崩さず残してあります。そういうデッキ、誰でも1つくらいはありますよね。

ここまで読んで頂き、ありがとうございました。召喚は凄く大変ですが、それこそ成功した時の達成感は凄まじいので、是非あなた流の【グレート・モス】を考えてみて下さい。愛を持ってデッキを組めば、カードは応えてくれる…はずです。

それでは、また次回があればお会いしましょう。