ただいま中干し | 「きたえちご米店」の店長 高崎美由貴のブログ

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金助農業㈱での農作業報告や農政のこと。それと、子育てを通して思う教育のこと。興味のおもむくままに行動する私の日常と感じたことを綴ります。


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田植えの後、1ヶ月後を目安に中干しという期間に入ります。
文字通り水を抜いて干します。
田植え後1ヶ月は、とにかく水を切らさないよう気を付ける期間で、
その期間にしっかり分げつをとります。
分げつというのは、苗の株が増えることです。
田植えの時には、苗を3~5本くらい取って植えているのですが、
しっかり水を与えていると、その株が2倍3倍と増えるのです。
水を与え続ければ、株はどんどん増えます。
だからといって、株が増えれば良いというわけではありません。
というのも、増えた株がすべて穂を付けて実るわけではないからです。
たくさん増えたとしても、穂を付ける苗は限られており、
増えすぎた株は、また、穂を付ける前に減るのです。

この「株が増えて、余分な株が減る」というところが、無駄なのですよね。
その分、肥料成分も無駄になる気がします。
干して株数の増えすぎを抑えることをするのです。
穂になる株に効率的に肥料を取り込むという意味もあります。

排水させて、水を入れないすると、
苗は頑張ります。
枯れないように根をしっかりと伸ばし、
簡単には倒れない強い子になります。
株を増やすことをしないで、
自分自身を強くすることに専念します。
これが後々響いてきます。
穂が実り頭が重たくなっても、
簡単には倒れません。

ひょろひょろ背が高くならず、
太く短い安定した足腰になります。

稲も人間も多少の「干される」は必要なのではないかと思います。
調子に乗ってどんどんいくより、
干され、「私って…」と自分自身を深く考え、
じっくり見つめ直して、
大事な根っこの力を蓄える。

いろんなものをそぎ落として、
フラットな心になって、
人付き合いを立て直す。

今は中干しです。

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