まいど、北田です。
マルクスの「資本論」に基づく
三部作も今回で終了やねん。
最終回は、
【あなたの労働力を高く
売る方法】
について。
前回、モノの価格は「価値」で決まり、
労働力も同じやと伝えました。
ここで言う、「価値」とは
【それを作るのに、
どれだけ人の手間が掛かったか】
ということ。
で、
「労働力」も「商品」やとすると、
その労働力の価値が高いということ。
価値が高い=人の手間が掛かっている。
つまり、
その人の労働力を形成する、
原材料(特有のスキル、知識、資格など)、
の「価値」が高いということ。
ちょっと考えてみて。
ハーバード大学でMBAを取った人は、
給料(価値)が高いやん?
医師免許を持ってる人は、
給料(価値)が高いやん?
だって、それを手に入れるまでに、
めちゃめちゃ手間と費用を掛けてるもん。
そこまでじゃなくても、
資格を取ると「資格手当て」って付くやん?
大して仕事で使わんのに。
これは、
「価値」を高めた(=手間と費用を掛けた)
ことの対価やで。
でも残念ながら、ほとんどの日本人は、
「使用価値」ばっかり見てる。
残念な経営者や営業マンは、
短期的な成果を上げることに執着して、
自分のインセンティブに一喜一憂してる。
そこで、見習うべきは、
欧米のビジネスマン。
彼らは仕事を、
【「価値」を高める作業】と認識してる。
自分がどうやって「価値」を高めるべきか、
常に考えながら、仕事や転職をしてる。
その違いは、仕事の反対語を聞けばわかる。
日本人に聞くと「休み」と答え、
欧米人に聞くと「遊び」と答える。
これは、日々、
「使用価値」に追われてるのと、
「価値」で仕事をしているのと、の違い。
だから日本人のサラリーマンは、
いつまでたっても貧乏暇無し。ってこと。
明日のために早く帰って休むって人多いけど、
その休みは、
【休みという名の「仕事」】
(次の日の準備、という仕事)
ってことに気づいてるかな。
まさに、24時間戦ってる。
(リゲインのCM?)
資本主義において、
「価値」を高めることが出来れば、
給料(収入)は確実に増える。
なぜなら、資本主義は、
価値に基づいて価格が決まってるから。
価値を高めるには、原理原則に基づいた、
普遍的な技術、能力、資格を身につけること。
それが一番の近道。
そして、ゴールの無い旅。
価値で仕事ができるようになったら、
ぜんぜん疲れへんから、
「休み」が「遊び」になるで。
まとめ
「労働力は、価値を高めて高く売るべし。」