こんな形で終わるのは寂しいですよね。

 

 

思い出したのは新幹線0系の食堂車です。

 

当初0系食堂車は1995年3月のダイヤ改正で運用終了の予定でした。しかし同年1月17日に発生した阪神・淡路大震災により山陽新幹線新大阪-姫路間が不通になったのを受け営業停止となり、そのまま営業が再開されることなくダイヤ改正を迎えました。つまり結果的に震災発生前日1月16日の運行が0系食堂車の最終営業になったわけです。

 

 

一方700系は昨日3月1日に運行した団体臨時列車がラストランになりました。一夜明けて本日2日に3月8日の件を発表したのは、無用な混乱を避けるためだったのでしょう。賢明な判断だと思います。

 

 

ラストランを大変楽しみにしていた方々のお気持ちを思うと言葉がありません。思い出の詰まった車両との別れであれば尚更です。

これを他山の石とするのは少々不謹慎な表現かもしれませんが、鉄道趣味と車両の引退、路線の廃止は切り離せません。心の隅で覚悟しておかねばならないのでしょう。