日本酒大好き
和のおもてなしコンシェルジュ
喜想菴女将の細腕繁盛記
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ジェンダー✖おとなひな祭りに思うこと
３月３日はひな祭り
だれでも知ってる
女の子の節句ですね
でも
どうしてなのかを知っていますか？
もともと
中国伝来の五節句の
３月３日は上巳の節句
春をよろこび
今までの災厄を払い無事を祈るものでした
人の災厄を身代わりとして受け止めてくれるものとして受け継がれた雛人形
嫁入り道具に必ず入れて持たせたのは
嫁に行った先の無事を祈るため
なので
そもそも
『女の子の節句』というよりは『女の節句』
なのではないだろうか？
男尊女卑が、根付いたのが江戸時代
流し雛から今の雛人形になっていったのもその頃で
女は
子供を生み、育て、家事をこなすもの
世間の付き合いは全て男で
社会に女が出ることなど許されなかった頃
だから
お雛様の願いも
幸せな結婚ができますように
と
嫁入りへの縁起担ぎが多いのも
〰️〰️〰️〰️〰️
女の幸せは
結婚して子供を生むこと
〰️〰️〰️〰️〰️
それは
今でも間違ってないって思うけど…
今どきは男子もそうだよね〜って思ってしまう
私が住んでるここ稲沢市は
昔からの伝統行事が色濃く残る地域で
地蔵祭りや
すもう大会
(土俵から作ったからね)
などがあり、男の子を持つ親が『宿』として
部落の男の子限定で
子供たち全員に
食事を振る舞ったり、
お米集めに連れて歩いたりしないといけない
私がこの地に引っ越しできたばかりの頃などは
男の子が生まれたときは
部落全員を招いてお披露目をするのが当たり前
子供を守ってくれる
『お地蔵さん』と言われる地蔵祭りも
『宿』
に餅つきのお仕事の手伝いにと当時２歳の娘を連れて行くと
地蔵祭りは男の子のものだから、女の子を連れてこられたら困る！
驚きました
男尊女卑が
こんなに残ってるとかありえない
まぁ
まだまだ日本は
ジェンダーの意識が低く
男女平等ランキングが１５６カ国中なんと
１２０位！？
それは
男性がしてるだけでなく
女性の意識もそうなんだよね
だって
お食い初めや初節句でご利用くださる
若夫婦が
赤ちゃんのおむつ替えをパパかしたり
泣いてるのをあやすのもパパ
その間にママは、ゆっくり食事する
なんてことは
昭和生まれの私達にはありえへん話で
そんな光景にも私はなれたけど
お客様とそんな話をすると
『見てていい気持ちはしない』って言う人もいて
女のくせにと
座って食べてるママが図々しいと思っちゃうのね
『女子のたしなみを知りなさい！』
なんて
明治時代の話だって！
になってきてるのに、ついていけない昭和女子（笑）
女はこうあるべき！
なんて
ジェンダーの差別感が身にしみてるもの…
女のほうがね
うちの娘も
大学の卒業展覧会でジェンダーについて語ったけど
このとき娘は源氏物語を主軸に、平安時代の姫たちをジェンダーの視点から表現してました
最後に
３月３日が女の子の節句で
５月５日が
『こどもの日』がメインで
おまけのように男の子の節句に言われてるのは
ジェンダーなど意識しなくても
したたかな戦国時代の女子の作戦だってのでは？
今はね
結婚がゴールじゃない時代
まずは
私自身が意識を変える事が大切で
娘にも
幸せな結婚してほしいと思うけど
それは
【女】ということではなく人として
良きパートナーに恵まれればいいなぁということで
こんなのも
今どき女子のあり方で引き継いでいけたらいいよね
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