「遺影について思うこと~自分らしく生きるために~」にようこそ。

さて、「写真が嫌い、カメラがあると笑うのが怖い」と言っていた女性の撮影、
昨日の記事の続きです。

「確かに“しわ”はあるんだけど、“しわ”が味わいになることってあるのね」
出来上がった写真を見て、彼女はまずそう言いました。
「それなりに年齢が出ていても、自分として悪くないと思った。」
その写真は、普段私が見る彼女そのものでした。

実は彼女、直前にメイクも直そうと化粧道具も一式持参。
ところが撮影するということで内心はかなり緊張していたそうで、メイク直しを一切しないまま撮影になってしまいました。
けれども、実際に出来上がった写真を見て、
「作られていないからこそ自然で、却っていいかも」と、逆に喜んでくれたのです。

「撮影するからと言って、それなりに年齢を重ねているのに無理して若づくりしたのが見え見えになっているよりも、ずっとよかった。」
「“確かにきれいだけど自分じゃない”みたい…そんな写真は、どうも嘘っぽいような気がする。」
そういう感想を教えてくれました。

この女性、実は20代からまったく体型が変わっておらず、抜群のプロポーション。
撮影中にカメラマンが、「スタイルいいですね~、カッコいいですね~」と何度も言い、「せっかくだから全身も撮っておきましょう」と、撮ったのがこちら。

遺影について思うこと ~自分らしく生きるために~-Yさん全身


「ひとつ壁を越えた気がする」
この撮影、そして出来上がった写真を見たことをきっかけに、
彼女は、カメラへの恐怖心や身構えていた気持ちが、大きく変わったと言います。
写真嫌いだったのに、
これなら来年の年賀状には初めて写真を入れることを考えてみようかしら、
毛嫌いしていたフェイスブックもこの写真を出して合ってみようかしら、
などと言い始めました。

私が一番嬉しかったのは、以下のような彼女からのメッセージ。

「普段の自分に自信をもたせていただけるような写真で、
私もまだまだいけるかな、と心が弾みます。
(還暦を前に、赤いショートジャケットがちゃんちゃんこのようで、
見ようによっては皮肉っぽい写真になってしまったのも、今となっては
気に入っております)

ちなみに、「表情がはっきりわかる写真」と「全身写真」について。
「全身写真」は確かにちょっとカッコいいかも、と自信が持てたかもしれないそうですが、やはり「表情がはっきりわかる写真」の方が、「ホラ!私、元気ですよ。」というメッセージがしっかり写真に込められている気がする、とのこと。

遺影について思うこと ~自分らしく生きるために~-Yさんワイルド


私もそう思います。

さあ、彼女から届くであろう来年の年賀状に、今回の写真が使われるかどうか。
私も、それはお正月を楽しみにしながら待ちたいと思います。。
きっとこれから、彼女は定期的にご自身の写真を撮りながら、
自分自身の「今」を確認し、益々素敵に輝いて行くことでしょう。


※この記事は、ご本人のご了承のもとで公開しています。