「介護保険とらくらく介護法」の研修会資料で

津山市社協さんが、今年の認知症啓発事業として、「マリーゴールドの種」を配布するとのご案内をいただきました

 

  

 

ちょっと落書きしていますが・・・指差し

ちゃんとお話しを聞いて、学んできました音譜

何を考えていたかというと・・・花をみて、その利用法と「アルツハイマー」「介護」「介護者の心身のメンテナンス」を考察していたのです

 

花の色が繋がるんなら、きっと「介護者」「要介護者」にも

良い効果があるんじゃ無いかと・・・

*もちろん、園芸用の花はハーブとしては使えません。染料などとしては使えますが・・・

 

配布される種は「キバナコスモス」と「マリーゴールド」

それを聞いて「一人で納得」していたマニアックな私です・・・

今日はそんなお話しを・・・

 

 

キバナコスモス

 

写真:ウィキペディアより

 

分類:キク科コスモス属 / 原産地:メキシコ
和名:黄花秋桜
学名:Cosmos sulphureus
英名:Golden cosmos,Sulfur cosmos
園芸分類:一年草 / 耐寒性(弱い)、耐暑性(強い)

 

日本に、海外から渡来したのは大正時代

1960年代後半になって、広く栽培されるようになりました

国内で見慣れていた淡い花色の繊細な印象の花と異なり、明るくて華やかな花色の”サンセット”などの新しい品種も作られ、急速に広まりました


キバナコスモスは、一般的なコスモスとは、同じ属ですが、別種の品種です

園芸品種として出回っているのは、一重咲きと八重咲き品種がありますが多くは八重咲きです。
やせた土壌でもよく育ち、花期が長く暑い夏の日差しにも耐えて、鮮やかな花を次々と咲かせて楽しませてくれます。

 

使い方

キバナコスモスは、食用よりも花(苞も含めて)を乾燥させ、染料として使用することも出来ます

染色後は、オレンジ色から、薄茶色に近い色になります

 

 

 

マリーゴールド(カレンデュラ)

 

英名:Calendula/Marigold

学名:Calendula officinalis(カレンドゥラ・オフィキナリス)

和名:金盞花(きんせんか)、唐金盞花(とうきんせんか)

科名:キク科

植物分類:越冬性の一年草

抽出部位:花

 

マリーゴールドは、ヨーロッパでは「太陽のハーブ」と呼ばれ、花が1ヶ月にわたって咲くため、女性の月経周期にも関係が深いとされてきました

別名の「マリーゴールド」が示す様に、この花は「金色」を象徴しています。食用にも利用できることから「ポットマリーゴールド」とも呼ばれ「エディブルフラワー」(食用花)としても利用されてきました

鮮やかなオレンジの花ですが、これは、カルチノイドが含まれているため。チーズやジャムの色づけにも利用されます

色素に有効成分が含まれているため、この色があせないように、遮光瓶または冷暗所に保存します

ハーブティーにすると、野草のような味わいで軽い苦味があります

(ブレンドがオススメです)

 

  メディカルアロマ(精油)

ヒンドゥー教(インド)では、生命や永遠・健康の象徴として縁起物にされており、ヨーロッパのジプシーたちは、マリーゴールド軟膏を万能薬として持ち歩いたとの話もあります
マリーゴールドは今でもさまざまな症状の治療に利用されています

 

★主な作用・適応

<作用>

・ 皮膚・粘液の修復
・ 消炎作用
・ 抗菌作用
・ 抗真菌作用
・ 抗ウイルス作用
・ 抗寄生虫作用
・ 抗遺伝毒性作用

 

<適応>

・ 口腔の炎症
・ 皮膚炎
・ 創傷
・ 下腿潰瘍
・ 白癬
・ ヘルペス


*キク科アレルギー、敏感肌の人は要注意

 

 

  メディカルハーブ

学名:Calendula officinalis(カレンドゥラ・オフィキナリス)

和名:金盞花(きんせんか)、唐金盞花(とうきんせんか)

科名:キク科

使用部位:花

 

飲用・外用として使われるハーブとしては、一番ポピュラーなハーブ。鮮やかなオレンジの色は、心を元気にしてくれます

 

日本へは1800年代に中国を経て渡来

染料や飼料として使われたり、体毛を薄くするとしてフェイスクリームにして使われていました

現在でも切り傷、虫刺され、日焼け、水虫、にきび、湿疹などほぼすべての皮膚トラブルに優れています

作用の本質は、損傷を受けた皮膚や粘膜の修復ですが、メカニズムは解明されていません。ですが、複合的な損傷治癒を促し、抗真菌作用や抗菌作用については確認されています

 

また、肝臓や胆嚢を整えるので、皮膚障害の元となっている毒素の排出にも作用を期待でき、消化器系の炎症や生理痛にも優れています
 

★主な作用・適応

<作用>

・ 抗菌作用

・ 抗ウイルス作用(インフルエンザなど熱のでるもの)

・ 抗真菌作用

・ 消炎作用

・ 鎮痛作用

・ 収れん作用

 

<適応>

・ 風邪(熱が出ている風邪)

・ 発汗作用

・ 胃腸の不調

・ PMS

・ 生理痛

 

★カレンデュラオイル(浸出油)

一般的に市販されていますが、様々な肌トラブルに役立ちます

・ 湿疹

・ 皮膚炎

 

★フェイシャルスチーム

・ 乾燥肌(とても良い)

 

★チンキの作り方

①ガラス瓶にハーブを入れて(瓶の1/3程度)、ハーブが完全に浸かる量のアルコールを入れる(密閉できる容器で、アルコールはホワイトリカーでも可)

②2週間漬け込む。漬け込んでいる間は、毎日振ってアルコールをハーブにかけるようにして、ハーブにカビが生えないようにする

③ハーブをこして完成。密閉できる遮光瓶で保存する

*冷蔵庫で40度のアルコールで作った場合は4年程度。それ以下であれば1年程度もつ

 

<使い方>

・ 化粧水

・ 入浴時に(10~20ml)入れる

・ ルームスプレー(カレンデュラは虫除けにも作用があります)

・ その他:ハーブティに数滴入れる。クリーム作りやバスソルトの基材にも利用できる

 

オススメのブレンド

マリーゴールドだけでは、苦味があるので、他のハーブなどとブレンドするのがオススメです

発汗や利尿作用があり、体から毒素を出してくれる作用があるので、熱をともなう風邪のときにマリーゴールドティーがおすすめです

・ カレンデュラ+レモングラス+緑茶

・ カレンデュラ+エルダーフラワー+ジャーマンカモミール

・ カレンデュラ+ハイビスカス+レモングラス

・ カレンデュラ+エルダーフラワー+ローズ

など

 

注意

*園芸用で販売されているもの(フレンチマリーゴールド)ではなく、成分が持つ力を期待して使用するのであれば、ポットマリードールドを使用してください

*キク科アレルギーのある方は注意が必要です

*妊娠初期は、多量の使用を控えてください

 

 

カレンデュラの精油、ハーブは

効果的にも「介護者」「要介護者」共に使いやすく、肌にとても優れた作用を期待できますので、チンキをお風呂に入れてオムツかぶれや、湿疹のケアに良いですし、おむつ交換時に、お尻の洗浄をするお湯にチンキを入れても、良いと思います

また、手や肌が荒れたときは、カレンデュラ油(化粧用)に、ラベンダー精油などを入れて使用すると、肌に精油の成分が浸透しやすく香りでもリラックスできると思います

 

また、その他の精油をブレンドして腰痛にも・・・

 

この【配布される種】の種類で、そんなことを妄想しながら

マジメに研修を受講していました

 

ちなみに、その「色」のもつ効果(カラーセラピー)では

 

赤色と黄色の中間に位置する色で、赤色と黄色のイメージの良い所だけを取ってきた色の中でのビタミン的な役割。喜びや幸福感、親しみ、元気、明るいといったポジティブな印象を強く受けるのでいろんなシーンで使え、暖色系の色は好みがありますが、橙色に関しては「万人受けする色」とされています

 

また

・ 食欲増進

・ 陽気な気分にさせる

・ エネルギーと開放感を与える

・ 仲間意識を高める

・ 緊張を和らげ、力が出せる状態にする

なども効果として言われています

 

 

 

色でも、その花のもつ効果でも・・・

最適だな・・・完璧!!

自分の企画(アイデア)でも無いくせに、その絶妙な繋がりを思い、自画自賛?していた私です