自分の話にはなるが、ブラジルに行った当時、3部のTANABI FCに入団してまもなく、
17歳のジュリオが入団してきた。
びっくりするほどのスキルとフィジカル的にも恵まれた選手で入ってきた時期も近かったし、年齢も近いのと代理人が一緒だったということもあり、一緒の家に暮らすことになった。
もちろん部屋は別だが、一緒に生活していると相手の生活が見えてくる。
そこで気がついたことがある。
なんでスキルが高いのか?
なんでフィジカル的優位性を持っているのか?
(24時間で戦っている)
サッカーの試合に出るということは試合時間の90分間だけの話ではない。
頭ではわかっていても実践できている選手は少ない。
そのジュリオは24時間で相手と戦っていた。
休息の質にもこだわる選手で、枕ひとつクラブ支給のではなく自分のを使用する。食べ物も自分が好きなのではなく、徹底的にこだわる。
取れていない部分の栄養に関してはサプリメントで摂取してた。
でも自分はそれほどのこだわりを持っていなかった。
ジュリオとの出会いは今後の自分のキャリアにも大きな意味を持たせてくれた。
小学生でも中学生でも
(24時間で相手と戦う)
もはやこれは相手ではなく、自分と戦う?向き合う?
に近い。
そのようなイメージを持ってサッカーという偉大なスポーツに挑んでほしい。