「LEDの名称を度忘れしてしまった」
ということで
改めて調べてみたのですけど
中国人だったら
こんな調べもので時間を使うことは
あまりないだろうなあ
ということで
その理由はのちほど
さてさて
私は夜に
部屋をあまり明るくするのが好きじゃないんですよ
昔はローソクを数本立てて読書したこともあった
今じゃPCの画面から明るい光が出るので
ローソクは諦めてしまいましたけどね
(そのうち復活するつもり。PCを消して本を読もう)
ということで
天井にある照明の蛍光灯を使うのも
あまり好きじゃない
ということで
電球を2つか3つ使って
光を天井に向けて飛ばして
間接照明にすることが多い
昔は白色電球を使っていたわけで
「電気代がもったいないなあ」
と思っていたのですけど
今じゃLED電球を使えば
天井の蛍光灯照明よりも使用電力は少ない
ところが最近になり
使っているLED電球の一つの動作が不安定になってきた
LED電球の寿命はとても長いはずなんですけど
調子が悪くなってきたものは仕方ない
だんだんと暗くなってきて
突然に元の明るさに戻ったりする
LED電球には複雑な電気回路が組み込まれているので
ちょっと心配だ
爆発なんかされたらたまらん
というわけで買い替えを念頭に
通販サイトをちょっと調べようと思ったわけです
と・こ・ろ・が
“ LED ”という名称が出てこない
あれえ?と思って
“ LEG ”かなあ?
と思ってググったら
画面トップに「英語:LEG / 日本語:足」
なんて表示された……
くそう
“ LET ”かなあ?
と思ってググったら
画面トップに「英語:LET / 日本語:させて」
なんて表示された……
くそう
ようやくにして
“ LED ”にたどりついた
だいたいですよ
“ LED ”てな略語を安直に使うから
こういう混乱が生じる
(と、自分の記憶力の悪さを棚に上げて主張する)
でもって
“ LED ”とはそもそも
なんじゃらホイ
ということで調べたら
“ Light Emitting Diode ”でした
直訳すれば
「光を放出するダイオード」
だいたいですよ
英語を母語にする人であるなら
“ Light Emitting Diode ”を略して“ LED ”
と知れば
忘れることは少ないだろう
それをすっとばして
英語が苦手な人が
“ LED ”の部分だけを覚えたのじゃ
記憶もあいまいになりがちだ
(と、自分の英語力のなさを棚に上げて主張する)
ということで
例によって
中国語では“ LED ”を何と言うか
調べてみました
<発光二極管>だそうです
あれ?
ちょいと待てよ
“ LED ”の本来の意味を知るためには
「ダイオード」の語源を調べる必要がある
ということで
こんどは「ダイオード」を調べてみました
“ di ”+“ electrode ”で作った造語で
“ di ”は「2」
“ electrode ”はさらに
“ electro- ”+“ hodos ”
でどちらもギリシャ語由来
“ electrum ”はギリシャ語で「琥珀」の意味で
「琥珀」が静電気を帯びやすいことから
“ electr- ”が電気を示す語になったそうです
それでもって
“ hodos ”は「道」ということ
ということで
“ electrode ”は「電気の通り道」ということで
日本語では電極です
「ダイオード」の主要な性質は
電極を二つとりつけているのだけど
「→」の方向には電流を通しても
「←」の方向には電流を通さない
(「→」と「←」が出て来る順番を逆にしても
「↑」と「↓」にしても同じことですけどね)
中国語では
「ダイオード」の場合には<二極体>と言いますけど
発光ダイオードの場合には
<発光二極管>と言います
まあ
ダイオードって普通は
小さなポチッとした部品なので
<体>の語感に合うけど
発光ダイオードの場合には
全体が透明の管に封入されて
電流を通すとそこから光が出てくるわけで
<管>にしたほうが
しっくりくる
ということでしょうね
いずれにせよ
<発光二極管>てな言葉を使っていたら
忘れることは圧倒的に少ないだろうなあ
