中国企業「ビッグ500」を発表・・・ズラリと並ぶ国有系企業、西側諸国とは異質の構図 | 如月隼人のブログ
2017-09-10 16:51:54

中国企業「ビッグ500」を発表・・・ズラリと並ぶ国有系企業、西側諸国とは異質の構図

テーマ:政治・経済

中国メディアの経済日報によると、中国企業聯合会と中国企業家協会は10日、売上高を基準とする「2017中国企業500強」を発表した。上位にはズラリと国有系企業が並ぶ、「おなじみのランキング」となった。中国は市場原理の導入の推進を主張し続けているが、国家資本が圧倒的な規模で企業活動を支えている中国の構図は、「国の基本的責務は、経済活動が良好に営める環境を構築し、維持すること」という西側諸国の事情とは、やはり大きく異なる。

売上高第1位とされたのは送電会社である国家電網公司。以下、中国石油化工集団、中国石油天然気集団、中国工商銀行、中国建築などと続いた。第10位までにランキングした民間系企業は中国平安保険(集団)1社だけだった。

1-20位では国有系企業が16社と20社中の80%、1-50位では39社と、50社中の78%を占めた。中国経済における企業を通した「金の流れ」で、国有系企業が極めて大きな存在であることは明らかだ。

なお、中国企業、特に大企業では資本構成が極めて複雑だ。ランキング中における企業では、直接の国有企業でなくても、国有企業の出資比率が高い場合などは、「国有系企業」とみなした。

中国経済で国有企業の存在が大きいことは、中国が経済政策を速やかに浸透させられる特徴ももたらしていると考えられる。その反面、政府が経済原理への適合性に無理がある政策を進めた場合、事態が問題ある方向に急速に進行するリスクが出てくる。

また、企業幹部と高級官僚へ、高級官僚から企業幹部への異動を繰り返しながらキャリアをアップさせる人も珍しくない。人事におけるこの特徴は「企業経営をよく知る官僚」、「政策をよく知る企業人」を生み出す利点があると同時に、政財界の癒着を生みやすい土壌を形成している。

日本では政界・財界・官界などの癒着が問題になることがあるが、中国ではそれ以前に政・財・官の「キメラ状組織」が社会を支配していると言える。(編集担当:如月隼人)


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