中国の国家公務員試験、人気の職位は倍率6500倍、辺境地域勤務など473の職位は応募者ゼロ | 如月隼人のブログ
2016-10-23 14:36:00

中国の国家公務員試験、人気の職位は倍率6500倍、辺境地域勤務など473の職位は応募者ゼロ

テーマ:社会

中国は現在、2017年の公務員の採用募集中だ。日本とは異なり、政府機関などが具体的な職位ごとに応募者を募る。人気の職位は倍率が6500倍に達した。一方、辺境地域で地元住民と直接接する職務などでは、450の職位が応募者ゼロの状態という。

中国新聞社によると、22日午後4時半現在で、応募者のうち受験資格を認められた人は88万6376人で、2016年の募集よりもやや多い。


中国では、国家公務員と地方公務員の差を設けておらず、地方政府の公務員も「(国家)公務員」とみなされる。共産党や中国で公認される政党の職員も公務員の扱いだ。地方政府や党組織は正規の公務員とは別に職員を雇う。


2017年の公務員採用では、倍率がすでに32倍に達した。中国の公務員採用は、具体的な職位ごとに募集人数が発表され、応募を受けつける。中央政府・党機関における倍率は60倍。党中央機関での倍率は90倍だ。

 

一方で、省政府・党機関では39倍、市(地級市)では34倍、県以下の政府・党機関では29倍だ。


県以下で倍率が下がるのは、多くの場合、試用期間を含めて5年の勤務ば求められるのと、農村部などに配属される場合が多く、「仕事がキツイ」とみなされるからだ。


興味深いことに、倍率が最も高い職位は今のところ中央政府や共産党ではなく、中国で公認される政党の1つである中国民主同盟の「接待課主任および主任に準じる職位」で、募集人数1人に対して6475人が応募した。

 

その他、中国民用航空局華東地区管理局の職位の1つは募集1人に対して、1088人が、全国政治協商会議関連の職位の1つは、やはり募集1人に対して1006人が応募した。


一方で、募集があった職位の97%に当たる1万5116の職位では応募者があったが、473の職位は応募者ゼロの状態だ。


応募者ゼロの職位の多くが、辺境地域で住民と直接接する職務の場合という。ただし一部には、高度な専門性が求められるため、「自分に務まる」と思う人がおらず、応募がないと考えられる場合もあるという。

 

写真は2016年4月下旬に実施された、山東省における公務委員採用筆記試験の会場前で撮影。中国新聞社が配信。(編集担当:如月隼人)

 

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