グランクラスサービス中止で浮き彫りになるグリーン車の位置づけ | 鉄道きさらんど

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https://www.jreast.co.jp/press/2020/20210113_ho02.pdf JR東日本の列車の車内販売などが先日から中止されているが、東北、北陸新幹線新幹線は車販だけでなく、グランクラスは車内サービス自体が停止され、サービス付きのグランクラスで運転予定だった列車はグランクラスを締め切るらしい。サービスがない列車はグランクラスの座席を予約済みの人は利用できるようだが。

グランクラスは座席が豪華なだけでなく、JR各社の新幹線の中でも最高峰の格式とサービス内容を売りにしていてその目玉が専属アテンダントの車内サービスだったはず。グランクラス導入は良いことだっただろうが、問題は新幹線のトップクラスの設備だったグリーン席が最高峰の座を譲り、そしてグリーン席ならではのシートサービスがなくなったこと。(かつては2015年ダイヤ改正までアテンダントのサービスがあった)これでJR東日本のフル規格新幹線列車のなかでグリーン車は中途半端な立ち位置になってしまった。最上位ランクの設備の地位を失っただけでなく、シートサービスも廃止となりサービス面でも座席面でもグランクラスよりはっきり格下感があり、それでいて普通席より高いただ座席が多少は立派なだけで独自のサービスや格式のないものに成り下がってしまった。そして今はグランクラスも車内サービス営業なしの列車のみの運転となり、結局は座席が豪華そうなだけの一番高い設備、座席が多少立派そうなだけの次に高い設備、そして一番安い5列の普通の座席の設備の車両と魅力のない設備の列車になってしまった。

一方で東海道・山陽新幹線はのぞみ・ひかり・さくら・みずほは今のところ車販もグリーン車のパーサーのサービスも続いている。山陽もそういうサービスをまた取りやめるかもしれないが東海道は去年のGWも継続していたくらいなので東海道新幹線からは車内サービスの灯は消えないだろう。東海道・山陽新幹線は東北・北陸新幹線よりも観光よりビジネス利用の割合が高いということでグリーン車の上に特段豪華な設備を設けなかったことでグリーン車の最上位の設備というステータスが保持され、しかも今のところは車内サービスが続いているというのは良いことだと思う。こういう時期でも出張や諸事情や観光で新幹線利用する人はいなくならないし乗客をがっかりさせないことになるだろう。