骨髄バンクに登録し(10年以上前)、
HLA型が一致しましたのご連絡を頂いてから数ヶ月。
この度、無事に骨髄提供が完了しました。
とはいえ、まだ術後検診もあるので
少なくともあと１回は病院に行かなければいけません。
が、貴重な経験をさせて頂けたので、
ここに記録しておきます。
私の入院は二泊三日で、
本を数冊持ち込んで読み漁りました。
ノーテレビデーの二泊三日は
とても充実していました。
本にも飽きると『暇だなー』なんて。
数年ぶりに使った言葉です。
病院は都内の大学病院。
大学病院は何ヵ所か知っていますが、
美しさはナンバー１！
場所は伏せなければならないのが残念です。
昼間はカフェで読書し、
夜は病室から夜景を眺め、
ご飯は上げ膳据え膳。
手術さえなければ優雅な二泊三日でした。
手術と名のつくものはこれで３回目。
今までで一番リラックスしていたし、
一番術後が楽でした。
前回の手術は帝王切開です。
あの術後の痛みと育児に追われた入院生活を思えば天国です。
術後３時間で、
酸素マスクも点滴も尿道カテーテルも全て外れ、
歩くこともできました。
今回は800mlの骨髄液を提供し、
事前に採っておいた自己血400mlを返血しました。
とはいえ貧血になるので、
さすがに歩いているとふらつくことも。
術後はおとなしく病室にいました。
骨盤(一番大きな骨だから)から採るので、
仰向けになると傷が押され、
少し痛みがあります。
でも、それ以外は忘れる程度です。
あまりに術後の痛みが大したことなかったので、
先生に『本当に採ったんですか？』と
聞いてしまいました。
『無事に採れましたよー。処理が終わって、患者さんの病院のスタッフさんに渡しましたよー。』
とのこと。
お相手は近畿地方に住まわれているそうなので、
新幹線で運ばれていくそうです。
うまく生着してくれますように。。。
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自分のことよりも、
双子が義実家で元気にしているかが気になって仕方ない。
夫も一緒なので大丈夫だろうとは思いながらも、
写真ひとつ送ってこないのが寂しくて寂しくて。
送って！ってお願いしても
来る写真のほとんどがピンボケ。
歯痒い思いをしました。
仕方なく過去に撮った動画を見ながら
クスクス笑うのが唯一の楽しみでした。
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今回はご縁があって骨髄提供に至りましたが、
そのために夫やその両親、息子たちも協力してくれて
感謝しています。
どんなことであれ、
誰かのために一肌脱げる男になってほしいなーと、
今回の話(骨髄提供したこと、家族が家族を支えたこと)を話す日が
楽しみです。
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【追記】
いいこと尽くしの二泊三日で、
唯一嫌だったことをあげるなら、
点滴の注射で散々失敗されたこと。
どうもこの病院は
若い看護師さんが多いなぁとは思っていたのですが、
どうやら私だけ新人さんばっかり。
私は健康体ですから、
新人さん教育にはぴったりなのかもしれません。
点滴失敗のような恐怖もありますが、
新人さん故の一生懸命さもあり、
快適に過ごせました。
骨髄バンクのコーディネーターさんに
笑いながら話したら、
小声で
『それ、バンクあるあるです 』
と言われました。
骨髄提供のドナーには、
新人さんがつくことが多いそうです。
またそれもいい思い出。
さて、まさかと思いましたが、
入院生活で太りました。。。
双子と走り回っていることの
カロリー消費量の高さにびっくり。
またがんばります！
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