ブログを読んでいてくれる方に

「いつも人の死や生き様や、いじめや悩みとか、暗い事書いていますよね?」

と言われた



あのね

それを「暗い事」と言えるのは

あなたの生活がとても恵まれていて、充実しているからなんですよ



世の中には、あなたの想像もつかないような環境の中で

懸命に生きている人がいるんですよ?



知らない、とは

幸せな半面

とても、恐ろしいことだ





劇場で観ることが叶わなかった

「ひみず」をようやくレンタルした


内容は・・・

また「暗い」と言われそうなので書きたくない


だけど主演の男の子

染谷くんの演技は本当に素晴らしかった


あれが演技とは思えない

本当にその苦悩を目の当たりにした人に見える

何も語らない無表情の視線は神掛かっている


精神的に、とても辛かったんじゃないかな

その辺のお話を聞いてみたいくらいだ



出て来た頃に驚いた未来くんを見た時の衝撃に似ている


ドラマでは収まりきれない

舞台で御活躍を観たい役者さんだ




物語の中で

彼は「普通の人」に憧れている


普通に過ごす、普通の人生を


つまり

ブラマイゼロの人生を


それが

抑制された怒りの爆発で

殺人を犯してしまってから


それがマイナスだと感じ

プラスになる要素を探す


立派な大人になりたい

そう思っていたから



全ての根源は、親なのだ



いつも、いつも

そうなんだ



本当に悪い子なんて、いない



まっさらな赤ん坊に

人の情や温かみや、思いやり

何より、愛情を教えるのは

子を産み落とした親の必須だ



これを教わらなければ

子は生き方に迷う

自分の存在意義に疑問を持つ



確かな愛情の後ろ盾のない者は

時に愚かな判断で自己主張しようとする


だって

皆が迷っているのだもの


大人にになった私達でさえ



上手くすり抜けて大人になった私達でも

欠陥しているものはたくさんある



それを他者との繋がりの中で覚えていける人はラッキーで

取り残される人はアンラッキー



アンラッキーでも、自力でどうにかする術はある

そこまで精神が持つならば



つまり


生きる意志が全て



立ち上がる、その図太い神経が全て



弱いものは淘汰される







今朝

私が仕事を終え、車を走らせていると

反対車線の車が中央線超えて

こっちへはみ出して来た


ぶつかる!!と思って

私はハンドルを左に切った


相手は酔っていたのか

いねむりをしていたのか

それは分からない


だけど

あのまま突っ込んでいたら

確実に正面衝突な訳で

だとしたら、私は死んでいたかも知れない訳で


そこで初めて考えた



PCの中にあるデータ全て、それから私が今まで書いたもの

綺麗に仕舞っていない衣服や、明日の仕事

洗い掛けのシューズや、明日の晩ご飯の具材

背の伸びた子の為のズボンの裾降ろし

シャツの洗濯

明日のお弁当

それから

あいつにも、あいつにも

言わなきゃならないことがある



もしも

私が死んだなら

たくさんの不具合と

困る人達




そういうこと

ひみずの映画は思わせてくれた




誰かが続くと思うなら



自分の人生は

続けるべきだ




誰かに期待されてるなんて



凄いことだと

思わない??