ジリアン ホフマン, Jilliane Hoffman, 吉田 利子
報復ふたたび

以前読んだ「報復」 の続編です。

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あれから3年??。悪夢のようなキューピッド事件も人々の記憶から薄れつつあった。だがマイアミで事件の起こらぬ日はない。恋人ドミニクとの平穏な暮らしを手に入れた地方検事補C・Jは、その夜も事件発生の報せに叩き起こされた。現場へ急行した彼女を待っていたのは、キューピッド犯を逮捕したチャベスの凄惨な死体だった。まさかあの事件のせいで? 不安にかられるC・Jに追い討ちをかけるように、当時の関係者が次々と殺されてゆく。悪夢ははまだ終わっていなかったのだ! ふたたび追い詰められてゆくC・Jを襲うさらなる恐怖とは? 前作を上回る戦慄で迫るジリアン・ホフマン最新作。
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今回も前作同様、かなり凄惨な殺人事件からはじまっています。アメリカの複雑な警察組織の描写とか、最初はとっつきにくい部分もあったけれど、 気が付いたら一気読みしてました。

前作ではあまりつっこんで描かれていなかった、主人公の検察官C.Jと警察官ドミニクの関係に、今回は結構ページが割かれているので、そこが良かった。二人の感情の動きには、引き込まれますね。あと、やはり作者がもと検察官だけあって、法廷の場面はリアルで読み応えがあります。

犯人は、消去法でなんとなく途中でわかっちゃうのですけど、それでも最後までテンポ良く読めます。主人公C.Jのネガティヴで弱弱しいところに、前作同様やっぱり感情移入してしまう作品でした。