「陛下、これは..」

「ユル..残念ながら
これが、現実..
国民全てが好意的ではないという事です..」


「ユノ..」

隣のユノを見ると、足の上で握りこぶしを作り、わなわなと震えている..


俺は陛下に..
「陛下明日の公務は私一人で..」

「いえ..陛下、私はもうチャンミンを隠したりはしません..
私との公務には全て、 チャンミンと一緒に行きます。
服装もチェ尚宮が用意したこれまでの物と変えるつもりもありません..
何も恥じる事はありません..
私はチャンミンを愛しています..」

「ユンホ..今の貴方の言葉を聞いて安心しました。
私たち宮がそうであったように..
必ず国民もチャンミンの素晴らしさを分かってくれると信じていますよ..」


「陛下、ここにチャンミンを呼んでも良いですか?」

「えぇ勿論です..
パク尚宮‼ チャンミンをここへ..
お茶の用意も..」

「はい、陛下..すぐに..」

尚宮が下がるのを確認してから、ユノの隣から対角のソファに移った..

チャンミンが下を向きながら、部屋に入り女帝陛下の前でお辞儀をした..

「チャンミン、もっと近くへ..」

「はい..陛下。」

チャンミンが陛下のそばにいくと陛下はチャンミンを抱き締めて背中を撫でた..

チャンミンは、堰を切ったように陛下の腕の中で泣き崩れた..






俺はユノに目配せして、部屋を出た..

廊下の一角..
柱に凭れて待った..
そしてやって来たユノを見て、頭を下げた..

「どうした、ユル..」

「チャンミンのあの涙は俺たちのせいだ..」

「なぁ、ユル..」

「ん?..」

「あのタブロイド紙..
書いてある事は事実だ..
だけど、全てが真実ではない..」

「ユノ..」

「チャンミンは、確かに男性だ..
しかし、それが何だというのだ..
チャンミンは誰よりも、俺の隣に相応しい..
それに今や、東宮に使える尚宮や内官皆チャンミンの味方だ..
東宮も華やかになった..
チャンミンは素晴らしい人だ..
必ず国民に認められると信じている..
次の公務から、俺はチャンミンを必ず連れて行く..
俺の隣はチャンミンしかあり得ない..」


「ユノは強いな..」

「チャンミンがいるからな..」

「ハハハ♪ それを聞いて安心した..
それでも何かあったらいつでも言ってくれ..」

「あぁ、分かっている..」

「じゃ俺は、チェギョンの所に戻る..
明日の朝に又会おう..」

「ん..」




ユノが再び部屋に入るのを見届けてから戻る事にした..

「イリ‼」

「はい、殿下..」

「明日の公務はチェギョンも連れて行く..
チェ尚宮と衣装の打ち合わせをよろしく頼む..」

「殿下、その事はすでにチェ尚宮より連絡がありまして手配済みです。」

「フッ..流石はイリだな..」

「恐れ入ります..」

「イリ..
明日の公務、ユノとチャンミンの警護を増やしてくれ..
何かがあっては、チェギョンも悲しむ..」


「はい、そちらも..
カン内官と手配済みです。」

「抜かりないな..
では、私はチェギョンの所に戻る..
今日の陛下への挨拶はもう良いらしいから、
チェギョンを休ませたい..」

「はい、承知いたしました。」


新東宮入り口で、察したように下がっていったイリ..
明日から、新しい宮の仕事が始まる..

ユノと俺と..
お爺様たちが託した新しい宮を作るべく第一歩だ..


『イリ..
皇帝陛下付きの内官コンの息子..
ン内官の元、カンと一緒に切磋琢磨した二人..
これからの俺とユノの大きな助けになるはず..
チェ尚宮とは、将来を誓った仲だとか..
古いしきたりなど、書き換えてやる..
俺とユノで..
必ず..』


                      続く..♡




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