もう本当に長いこと占いをしてきたので、当たり前に「占い=わたし」みたいになってる。

(↑写真はチャームキャスティング占い用に集めている、ルノルマンチャーム)

 

でも、そんなわたしでも、占いって何なんだろう、って今でも時々考える。

 

科学じゃないし、統計学でもない、っていうのは結構早い段階から思ってました。

だって、再現性がないもの。

ロジックはあるけれど、3000年以上世界中の英知をつぎ込んで研究されてきた西洋占星術でさえ、統計的に有意な結果を出すことができないでいるのだし。

 

そもそも、占いは生活必需品じゃない。

わたしにとって、占いは生きてゆくために必要なものだけれど、世の中には占いが無くても生きてゆける人がたくさんいる……ということはもちろん分かる。

占いに救われたわたしだけれど、占いの力を借りなくても幸せに暮らしてゆけるのなら、それはよいことだと思う。占いが必要となるときって、悩んだり迷ったり苦しんだりしているときだから。

人生に悩みも迷いも苦しみもないのなら。

 

大震災以来、多くの人が思ったはず。

音楽も絵も文学にも、今苦しんでいる人を救うことはできなかった。

占いも。

それよりも震災のような極限状態で必要なのは、具体的な行動や、多分……一番役立つのは「お金」。

 

そして極限状態でなくても、やっぱり。

占いにできることはものすごく小さい。

 

占いにできる、ほんの小さなこと。

 

たとえば、「この世はなんて生きにくいんだろう」と思っていた人間が「自分にも生きている意味があるのかも」と思えるようになったこととか。

……わたしのことですね。

 

これをいつも思い出して、ああやっぱり占いは、あったほうがいい……と思うのです。

なくてもいいけれど、あったほうがいい。

 

科学じゃなくても。

たいていの人に必要なくても。

生活必需品じゃなくても。

 

わたしには必要だったから。

 

そして、同じように。

誰かにも必要なはずだから。

 

たぶん、この世に少ししかいない、そういう誰かに向けて、語っているのです。わたしは。

 

でも、最近は占いを好きな人が増えてきていて、地味に嬉しい。

占いが好きだから。

好きなものを語れるのは楽しいので。

 

だからこれからも占いを語っていくつもりです。

 

(とりあえず今は、ルノルマンチャーム集めが楽しい!)

 

 

 

 

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