最近気付いた目からウロコの発見です。


イベントやセミナーを成功させるために、一番むずかしくて、一番大事なのは集客でしょう。たとえどんなに魅力的な内容でも、人を集めるのは簡単ではありません。中身さえ良ければ人は自然と集まって……はこないのです。


恥ずかしながら、大失敗の経験があります。


何年も前のことです。わたしの占い鑑定会を企画していただいたことがありました。わたし自身お客さん気分で、のんびり当日を待っていたのですが、ふたをあけてみたら、申し込み者はおひとりのみ!それもわたしのリアルな友達(来てくれて本当~に嬉しかったです)。幸い、当日その場での申込みが何件かあったので、鑑定会は無事終了したのですが、主催者さんにも申し訳なく、穴があったら入りたい気持ちでした。もちろんただ単に、わたしという占い師に知名度と魅力がなくて、集客できなかっただけかもしれませんが……汗。


当時、わたしは、そのようなイベントに「リアルな友達は誘うべきでない」と思っていました。友達に営業するのも、されるのも、イヤですよね? 生命保険とか、洗剤とか健康食品とか、友達から営業の電話が来て、「う~ん……」と思ったことが過去に何度もありました。だから、自分自身は絶対に友達に何かを売ったりするまい、と決めていたのです。


だからいつも、知らない人、初めて会う人、不特定多数の誰か、に向けて発信していました。


それなのにその後、 わたしが関わってきたイベントで、いつも必ず、一番に駆けつけて誰より喜んでくれたのは、リアルな友達だったのです。


そんな経験を積んでようやく気付きました。


リアルな友達が喜んで来てくれないイベントに、不特定多数の知らない人が、どうして来たいと思うでしょうか。


集客とは、不特定多数の誰かではなくて、顔も性格も良く知っている友達に向けてするものなのですね。自分たち主催者が儲けるために、知らない誰かにお金を出してもらうのではなく。大切な友達を喜ばせたい、得してもらいたい、来て良かったと心から思って欲しいから行うイベント。そんなイベントなら、顔を知らない誰かも、「自分も行ってみたい」と思うのではないでしょうか。


かつてわたしが友達からの洗剤や健康食品の営業に「う~ん」と思ったのは、わたしがそれに何の興味も持っていなかったからです。友達だから誘う、友達だから買ってもらえる、はNGだと思います。そうではなくて、好みも性格もよく知っている友達だからこそ、きっと喜ぶと思えるから、誘う、購入をすすめる、はありなのではないでしょうか。


そのためには当然ながら主催者側も、イベントで濡れ手に粟で儲けるのではなく経費を分担していただくというくらいの金額設定で、もし予想以上に大きな黒字が出たら、また次の機会に還元していくというくらいの気持ちでいたいです。


主催者の儲けのために、ではなくて、お客様の興味や利益や喜びのためのイベントだったら、胸を張って友達を誘えるはずです。そのイベントで主催者が儲けることができたとしたら、そういう気持ちで活動したことへのご褒美なのでしょう。


これはきっとすべての営業に通じることなのではないかと思います。


わたしは自分が興味のない営業をされるのが好きではありません。ましてや人に、興味のないことを無理じいするのは、大嫌いです。


でも、条件さえそろえば、してはいけないとされる「友達を誘うこと」も、あり、なのだと思えるようになりました。


読んでくださってありがとうございました。




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