ボランティア活動日記〜4日目競技馬

東京2020大会のボランティアの活動記録、4日目です。

活動3日目に貰える記念の銅メダル🥉じゃなかった、銅バッジ📛ミライトワとソメイティがどんどん可愛く見えてくる不思議

この日は馬事公苑で午後シフトでした。

集合時刻14:00 。この日も私の担当はトレーニングチーム、という名のボロ拾い。でもボロ拾いも馬のことを知らないと危険なので、一応馬術経験者から選抜されています。この日は休馬日。前日は馬場の決勝があって大盛り上がりのアリーナでしたが、この日は誰もいず、がらんとしていました。アリーナの掲示板もEVENTING(総合馬術)に変わっていました。

練習馬場は全部開放されていたので、少人数で全部の練習馬場のボロをチェック。

馬場のお馬は帰り支度を始め、練習馬場には総合馬が溢れていました。前日までの馬場馬より、少し体つきが小ぶりでシャープな子達ですね

サラブレッドの血が入ってくるそうです。

午後のまだ暑い時間は、クロスカントリーコースの芝生に出ている人馬が多かったので、そこで各国代表がジャンプの練習しているのを~~見学、~~ボロ拾いをしたりしていました。

前回の馬事公苑での活動は、開会式前だったので馬の頭数も少なかったのですが、もうジャンプの馬も来ていたので、練習馬場はなかなかの盛り上がり。特にメインアリーナに続くラストウォームアップエリアが人気で、1つの馬場に7頭もいて過密状態で練習が行われる時間もありました。

あそこにボロが見えるけど。。。

この中を取りに行くのは無理ぴょん

と見ていたら、スチュワードの方に

勇気があったら取りに行って欲しい。

と言われて

確かに

クリーンで綺麗な東京大会を印象づけたい

と事前に言われてはいましたが、この過密な中に飛び込めと

2人1組となって、

ボロを取る役

馬の様子を見る役

となって決死隊を結成

私が馬を見る役になり、

あ、今ストップ

ちょっと下がろう

等等協力し合って無事ミッション完了

無事帰還しました

この日は多くの馬のボロを拾いました。各国飼料の違いか馬の品種の違いか、かなり色、形の異なるボロで、お国柄が出ていました。

ほのかにカカオの香りが漂うベルギー🇧🇪

メイプルの香るカナダ🇨🇦

ホップの香りのドイツ🇩🇪

ワインの香りのフランス🇫🇷

抹茶の香りの日本🇯🇵

って嘘ですけど

でもね、いずれも黄金色に輝く生き生きとした、とても美しいボロで、匂わないし、色艶も素晴らしく、

私より絶対にいいモノ食べてる

と皆で言い合っていました

このボロ捨てるのもったいなくない

なんて声も出て、

オリンピアン・ホースの肥料で育てた有機野菜🍅

とか良くない

買いたいよね

なんて冗談を言い合いながらも、しっかり手は動かしていた、楽しい活動の時間でした

その後は。

総合馬から障害馬の練習時刻となり、ほっそりとした障害馬が軽いウォームアップをしていました。馬場は基本混んではいましたが、時々潮が引くようにがらんとなる時間があったので、その時間には雑巾でラチを綺麗に水拭きをしました。

クリーンで綺麗な東京大会

ですからね

全然汚れていないんですけどね。白いラチなので、汚れたら目立つので、今のうちにって感じでしょうか。

午後18:00。3交代で夕食の休憩を取ることになりました。

夕食は青椒肉絲

美味しかったです

夕飯後はまたアスリート馬のお尻を見つめる時間

馬場の解放は21:00まで。21:00までしっかり練習をする選手がいらっしゃいましたが、我々も少しの隙を狙ってラチ拭きをしていたので、21:10頃には完了させます。

その後は翌日からの障害馬場を作る下準備。1番広かった馬場を2面の馬場にして、アルファベットの地点マークを置いて行きます。21:30になり、まだ馬場の整備が続いたのですが、お家が遠い方、終バスの時間がある方がそろそろ失礼したいと申し出て、翌日が早朝シフトだった私も一緒に解放して頂きました。本来の拘束時間は23:00までだったんですけどね。

一緒に帰った年配の男性の方が、学生時代総合馬術の選手だったと言うことを伺いながら駅までご一緒しました。その方はクロスカントリーコースのシフトが入らなかったことをとても悔しがっていて、海の森のシフトが入っている事をとても羨ましいと言って下さいました。総合馬術のクロスカントリーの何が1番素晴らしいかというと、

馬が喜ぶ