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美しい黒馬が駆け抜けた感動と興奮のアドベンチャー・ロマン。
19世紀末のイギリス。グレイ農場の馬小屋で美しい黒馬が誕生した。顔の真ん中に、輝く白い星の印をもったこの馬は、ブラック・ビューティーと名付けられた。緑の牧場での素敵な仲間たちと少年ジョーとの楽しい日々。だが、成長したブラック・ビューティーは、大都会ロンドンへの旅立ちの時を迎える。
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主役のブラック•ビューティー君は青毛ではありますが、額に美しい白い星があるので、身びいきがひどい私にはモンドールにしか見えなくてその可愛らしくも美しい主役に物語序盤から引きつけられました。映画はこのブラック•ビューティー君の視点から語られます。
生まれ落ちた牧場で可愛がられて育ち、美しい若駒に成長、田舎の小貴族の館に引き取られ、そこで美しい栗毛の牝馬と恋に落ち、、とブラック•ビューティー君の青春時代は瑞々しくキラキラしいものでした。ですがブラック•ビューティーを可愛がってくださった、この貴族の奥様の健康が思わしくなく、転地療養することとなり、ブラック•ビューティーは売られてしまい。。。そこからブラック•ビューティーの転落人生が始まります。
馬がいっぱい出てくるのは嬉しいのですが、やはり映画となると
突然の病
過酷な運命
事態の悪化
事故
火災
怪我
と言った物語のウネリがあって、見ていられないシーンが多くて。。。
だから私は動物が出てくる映画が苦手だった事を思い出しました
南極物語も無理だった
もうこの新型コロナで外出を控えている時期に映画を見るのは辞めようかなと思うレベル。
ブラック•ビューティーはこの後様々な人の手に渡ります。親切で可愛がってくれる人の手に渡った時は、辻馬車という過酷な仕事ではあっても、馬の負担が少ないように主人とその家族が気を使い可愛がってくれて、幸せでした。
ブラック•ビューティーのモノローグで1番印象に残ったのは
「馬の幸せは主人次第。それは運次第」(うろ覚え)
と言った物でした。また自分に引き寄せて考えてしまいますが、以前同じクラブの仲良し会員さんに
「馬がどういう生き方をしていくかは、結局、どんな人と出会うかで決まるんですよね。」
と言って頂けたことを思いだしました。私がモンドールを可愛がっていることを指して言って頂けた言葉です。私がもっとお金持ちだったら、もっとモンドールに色々してあげられるのですが。。。それでもモンドールの幸せを願う人が1人でも多いということは彼にとって良いことなのかなと思うようにしています。
映画の中には残酷すぎて目を背けたシーンも多々ありますが、映画の最後のテロップで
「映画中の動物は虐待されず、厳重な管理下で細心の注意の元で撮影されました。」
と流れたのが救いでした。
映画の最後には、ブラック•ビューティーが青春時代を過ごした小貴族の馬丁と奇跡的に再会し、余生を幸せに過ごすことが出来ます。最後はブラック•ビューティーの回想として流れた映像、楽しかった青春時代、小貴族の庭で恋人の栗毛と仲良く走り回る姿に涙を抑えることができませんでした。自然の中で思いっきり走ることが馬には似合う、幸せな姿だなと感じました。
モンドール、君にとって幸せって何かな
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