306鞍目〜背骨と繋がる

2018年2月10日(土)14:00

この日の2鞍目モンドールでD先生です。

前髪がレジェンド似

お目目クリクリはスパーブ似。おデコの星はアスワン似。不思議な馬、モンちゃん

レッスン時間が押していて、馬場が空くのを洗い場でモンちゃんを撫でながら待っていたら、D先生が頭絡を持って現れます。

「可愛くなってきましたか」

「可愛いです」

私、結構この子第一印象から好きです。理由はわからないけど。

常歩から軽速歩、正反動に駈歩。レジェンドに比べたら全然軽いんだけど、先週とはまた感じが違います。ちょっと重いというか、硬いというか、鈍い感じがします。先週はD先生が下乗りをして下さったので、良い子ちゃんパワーに溢れていただけだったのかも

駈歩の出だしは、おじいちゃん馬にありがちなカクカク駈歩です。D先生が先週下乗りをした時も明らかに後脚が動いていなかったので、これは想定内。D先生に聞くと、このカクカクは気にしなくて良いと。

でも、カクカクする上に、結構躓くので、油断が出来ません。躓きは、馬が前のめりになってるという事なので、乗り手が頭をしっかり持っていないせいもあると思うので、しっかり持とうとすると、頭を振るモンちゃん。強すぎたか力を緩めると、また躓く

ここで正反動に行きます。

躓き、どうしようとりあえず、頭をそろそろと持ちに行くことにします。反動がほとんどないモンちゃんなので、正反動はとっても楽チン頭を下げに行くのも、いつもは必死ですが、この時はちょっと余裕。でもね、モンちゃん、頭は結構すぐに下がるけど、納得してはいません。ボス馬D先生の前だから、従っているフリをしているだけなのが、はっきり手綱から伝わってきます。輪乗りの手前換えで、中央線にいるD先生の側を通った時に、

「こいつ、意外と頑固ですね」

と言うと、D先生が答えてくれました。

「頑固じゃ無いと、総合馬にはなれないからね」

っくっそ、しんどい、従わせたいけど、どうしたら良い自問自答します。取り敢えず騎座をしっかりすれば、モンちゃんも私を認めてくれるかな頭を下げることは一旦忘れて、騎座を確認します。また右に乗ってるうんしょ、と騎座を直しますが、まだ正解じゃない気がします。ここでD先生が

「馬の背骨とご自分の坐骨の中心を合わせてますか」

「馬の背骨と繋がっていますか」

と声をかけられて、ハッとしますまだ右に寄ってるモンちゃんの背骨が私の体中心のちょっと左ありますもう少し左に座り直して、前を見ますが、私曲がってる右に向き過ぎていたので、左の肩を引いて見ます。これで真っ直ぐになったかなぁモンちゃんの両耳の間から前を見て、正反動の続きをします。修行モードに突入

「そう、そう、そう」

D先生の声で呪縛から解かれて、モンちゃんの首を見ると、ガッツリ下がっていました手綱はゆるゆるですが、馬が納得して頭を下げると、なかなか上がってこないんですよね、やった〜モンちゃんありがとうっと思っていたら、D先生が隣の馬場のラチを片付け始めます。

「経路行くよ〜」

え、モンちゃんと私、まだ出会って２回目ですが、いきなりそんな私、絵文字間違えてますね

まずは入場。ヨレる〜敬礼

「馬体が斜めってませんか」

私もそう思いますD先生、気が合いますね

短蹄跡に出て、対角線

歩度伸びたかちょっとだけ伸びた

短蹄跡へ隅角が踏めない誘導が甘い

3湾曲は得意うっふふーん、ちゃんと蹄跡を踏めます。

速歩で長蹄跡へ。歩度伸びたか伸びてないモンちゃんは繊細だからちょっと攻められない自分がいます。レジェンド、そういう意味では楽でしたね

常歩、一心にH地点だけを見つめて歩きますが、ヨレまくりです。ここ、記録会の時もどうして良いのか分からなかったので、次回きちんと確認しようと思います。

常歩で鼻面が長蹄跡に付いた時に速歩にします、が、ここは常歩で良かったのでした。経路図を確認したら、「手綱を伸ばした常歩」から「尋常常歩」への移行でした経路を勘違いしていたことが発覚

巻き乗りは得意舐めるように回らず、キチンと4点を結ぶように周って綺麗な図形が描けたはず満足な出来。

左右やって最後の半巻きのハズが、何故かもう一度巻き乗りをしようとする練習熱心なワタクシD先生の怒声で気が付き、歩様と進路を修正。半巻きして中心線。ヨレる。停止。敬礼。

あ〜あ何やってんだろ、私モンちゃんゴメンなさいね全然リード出来なかった

「今日は経路の確認だけだからね。」

D先生が気遣って下さいますが、いや、1ヶ月カドリールやってきましたからね、ダメダメなのは分かってますよ〜

でもね、どの馬でも同じように経路を踏めなきゃいけないんですよね。実は記録会の後、レジェンドだったら何点取れたか、ザッと計算してみたんです。例えば常歩の部分と最後の敬礼は、レジェンドの方が良い点取れたと思います。でも、スムーズな歩様の移行は、えっちゃんの方が良い点だったと思います。なんだかんだで、結局同じような点数だったんだな、って。つまり、どの馬でやっても同じような点数しか出ない。それが、その人の実力なんですよね。

なので、この日モンちゃんで出来なかったことは結局私の実力で、モンちゃんに乗り慣れていないとはいえ、得意の3湾曲はちゃんと出来たし、直線はレジェンドにやって貰ってただけだってことが判明したし、ジャッジシートに書かれたことを意識するあまり、経路が吹っ飛んだのも全部私の実力なんです。ってことが分かったので、ダメダメだったけど、良いレッスンでした

W先生とD先生と2鞍、90分のレッスン時間の60分は正反動をしていた気がします最近W先生も悪魔化が進んでいるようなでも、確実に私を引き上げてくださる先生たちなので、信頼してついていきます

記録会前日のレジェンドと私

レジェンドの顔の前でピンクの長鞭をプルプルさせて、レジェンドを誘っています。私は「破顔」して笑っているので自主規制します私は撮られていることに気がついていなかったのですが、気がつきながらも変顔を止められなかったレジェンドが可愛いですね

乗馬・馬術ランキング
にほんブログ村