キリスト者考察委員会

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現代日本のキリスト教界における話題や、ムーブメントを考察するメディアです。

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2014年に入り、日本におけるキリスト教界のムーヴメントが、おおまかに二方向に極まって来たように思います。それは「弟子訓練」と「祈り」のムーヴメントです。

【弟子訓練】

前者の弟子訓練のムーヴメントは、ゼロ年代中盤から目立ち始めたのではないでしょうか。代表的な団体はジーザスライフハウス、ニューホープ等、海外からの理念・資本に基づいた開拓教会が中心に、日本の中で弟子訓練のムーヴメントが起きていると思います。

内容をざっくりと紹介すると、有機的な組織運営と弟子訓練の文化が教会形成の土台として据えられており、明確なミッション・ステートメントとコアバリューをもとに教会が運営されています。それらの理念は、リック・ウォレン師の『健全な教会へのかぎ』(原題:The Purpose Driven Church)や、ウェイン・コデイロ師の『チームでする教会づくり』(原題:Doing Church As A Team)と本質的な部分は同じであり、また同時期か少し前に日本の一般社会でも流行した、ピーター・F・ドラッカーの『マネジメント』から多大な影響を受けているように感じます。

【祈り】

後者の祈りのムーヴメントの中心は、2011年頃から次第に注目されている、『主の御顔を慕い求める祈り会』です。各地の若手牧師たちが集まり中心となってなされており、内容は、ただただ主を礼拝し長時間祈るということに特化しています。彼らはダビデの幕屋の回復を理念に、絶え間ない礼拝を捧げる大切さ、賛美や常軌を逸した祈り、み言葉に専心していくことを叫んでいます。

以前も90年代~ゼロ年代前半にかけて、リバイバルを求めるための集会や、カリスマティックな聖会等は盛んになされていました。しかし、それらとの大きな違いといえば、リバイバルを求めるのではなく、主御自身を求めることや、特別に用いられている器を呼ぶわけではなく、ただ集まって祈りとみ言葉に徹するという点でしょう。

【大宣教命令と第一の戒め】

ざっくりと書きましたが、最近のキリスト教界ではこれらの二つムーヴメントが極まってきています。そして、それらは聖書の中で主イエス様が弟子たちに命令や戒めとして語られたことに基づいてなされているように思います。弟子訓練ムーヴメントは、彼らのミッション・ステートメントにも掲げられているように、大宣教命令が極まった形であり、祈りムーヴメントは、主の足元に座っていたマリアのように、主を愛し主だけを求めていくという点で、第一の戒めが当てはめられ、それが極まった形といえるでしょう。

ここで大きな問題があります。それは両者が、「これ(弟子訓練あるいは、祈り)が一番大切なことです!」と主張していることです。

さて、本当に一番大切なことは一体どちらでしょうか?
では、それを次回述べていこうと思います。

つづく