先日、ドラマ「愛の不時着」の
レビューを書きながら
思い出しました。
1999年に公開され韓国では
大反響だったこの映画
「シュリ」、このストーリーもまた
南北統一への願いが込められている
ものでした。



ネタバレしますと、このストーリー
「愛の不時着」と同じように
韓国人の男性と北朝鮮人の女性が
愛し合ってしまい、
悲しい別れを遂げる悲恋の物語です。


このストーリーは「愛の不時着」と
違い、全体的に悲壮感が漂っています。
公開当時、韓国では史上最高の
大ヒットだったそうです。


このストーリーの主人公は、
韓国の諜報部員(スパイなど
取り締まりする役目)で、
同棲している恋人と結婚間近
なのですが、実はその恋人は
北朝鮮からのスパイだと
知ってしまい・・・


銃撃戦を繰り広げて、
ラストではお互いに
銃を向けますが、最後のヒロインの
悲壮感漂う表情が、涙なくして
見れませんでした。


シュリというのは、夫婦のように
仲がいい魚で、どちらかが死ぬと
もう片方も寂しさから死んでしまう
習性を持っているとか。


また、海も川も両方泳げる
魚のようで、南北自由に行き来したい
という気持ちも込められて
このタイトルにしたそうです。


この映画も、韓国の人たちの
祖国統一への願いが
こもってるんだな~と感じます。


これからも、ずっと祖国統一は
難しいかもしれません。


かつてドイツが統一したように
上手く行かないかもしれませんが、
それでも祖国統一を願わずにはいられない
祖国への深い愛情や、捨てきれない夢を
抱えているのを感じるのでした。


ラストシーンは悲しいものですが、
素晴らしい映画ですので、
ぜひおすすめです。