こんにちは!桐川右煌です。
では、今回のご質問です。
お客様「直感、感覚を大切に、感情に素直になるように、とのことですが、具体的にどうすると良いのでしょうか?
最近何となく、こういうことかな?くらいは分かってきたのですが、言葉では上手く説明できませんし、とっても難しいです。」
桐川「確かにお客様には、直感、感覚、感情を感じるように、と申し上げました。
でも具体的にとなると、私にもわかりません
ですので神様、ご教示よろしくお願いします!」
神様「じゃあ早速だがな。
例えば、今、オマエの気分が良いとして、
オマエの感覚の状態がどうなのかを、私に説明してみなさい。」
桐川「気分が良いんですよね!
だったら、えっと…清々しいです。
それで、えっと…」
神様「そんな説明では、オマエの状態はわからんよ。
もっとわかりやすく表現してみ?」
桐川「えっと……
ホワッとしてて…
あれ?
意外と言葉で気分の良さを表すのは、難しいですね。」
神様「で、気分の良いオマエの状態は?」
桐川「そう言われましても…
どう表現して良いのか、わかりません
このお客様の仰るように、『言葉では上手く説明できません』よ…」
神様「そう、それで良いのだよ!
感覚や感情というのは、そもそも言語化するのが困難なのだ。」
桐川「そうなのですか?
でも、感覚や感情を表す言葉はあるじゃないですか?
楽しいとか辛いとか、嬉しいとか悲しいとか…」
神様「確かに、感覚や感情を表す言葉は存在する。
だが、実は感じることのほとんどは、言葉にはできないのだよ!」
桐川「それって、どういうことなんですか?」
神様「感覚や感情というのは、かなり多様でな。
それを表すピッタリの言葉というのは、なかなかないのだ。
人が自分の感覚や感情を言語化する時には、それに近しい言葉をチョイスしているだけで、完全に表現すること自体が不可能なのだ。」
桐川「じゃあ、お客様が『言葉では上手く説明できません』と仰っていますが…
それで良いってことなんですかね?」
神様「ああ、そういうことだ。
それに無理に言葉に変換しようとすると、思考が動き出してしまうからな。」
桐川「思考が動き出すと、何かマズいことでもあるのですか?」
神様「人間はなぁ、器用ではない生き物なのだよ。
だから、考えながら同時に感じることは出来ないのだ。」
桐川「え?そうなのですか?
じゃあ、自分の感じることを無理に言語化しようと考えてしまうと、感じることが出来なくなってしまうということですか?」
神様「そういうことだ。
だから、今、オマエが自分の感情を無理に言語化して私に伝えようとした時点で、オマエは感情を感じることが出来ないということなのだ。」
桐川「すんごい矛盾が生じてますね…
では、感情を感じたければ、思考を動かさず、言葉で説明しようとせず、ただ感じることに集中した方が良いのでしょうか?」
神様「その通り。
では、感じることに集中することが出来るよう、ちょっとしたコツを教えるとするかな。」
桐川「おおーっ、それは有り難いです!
是非ご教示ください!」
神様「じゃあ、早速だが…
【今、ここ】に注意を向けてみなさい。
オマエ、【今、ここ】では、何を感じているのかね?」
桐川「は?今ですか?
何を感じている?
そうですねぇ…
神様に無茶振りされて、何かこう…
モヤっとして『はぁ?』ってな感じですかね?」
神様「…はぁ?
オマエはホントに生意気だね。
でも、ただ感じることを受け入れるのが大切だから…
どんな感情であっても、ありのままに感じることが大切なのだ。」
桐川「なんか、今、すんごく複雑な気分なんですが
まぁ、ありのままなので(爆)
では神様、更に教えて頂きたいのですが…
感情を感じるのに、身体的には何かコツはありますか?」
神様「そうだな…
【意識を下に向ける】と良いよ。
そうすると、自分の感情を感じやすいはずだ。」
桐川「まぁ確かに、意識を下に向けると、冷静に自分の感情を見つめることが出来る気がします。」
神様「そうなんだよな。
逆に意識が上に上がってる時は、思考が優勢になるからな。」
桐川「そうですね。
意識が上に上がると、頭で考えようとしてしまいますよね。
でも神様、ちょっとツッコミ入れて良いですか?」
神様「急になんだよ?」
桐川「いや、例えば私のしているこの、ブログを書く作業って、完全に言語化してますやん?
私は神様のご意志を感じ取って、それを毎回文字に起こしてるんですが…
じゃあ、上手いこと言語化しようとすればするほど、私は感じることが出来ないんじゃないですか?」
神様「いやそもそも、全然上手いこと言語化出来てないからな
残念ながら、オマエの少ない語彙力では、私の伝えたいことは表現出来ないのだよ。
でも、それで良いのだ。
このブログを読んでいる人は、言葉以外の要素を、何かしら感じ取っているはずだからな。」
桐川「そ、そうなんですか?
じゃあ、大丈夫なんですよね?
でもお客様の仰るように、なかなか感じるって難しいですよね…」
神様「ってか、オマエの店の名前は【フィール】なんだから、店の名に恥じぬよう、しっかり感覚を研ぎ澄まして励まないとな!」
桐川「そう言えばそうでした
善処させていただきます…」
では、まとめです。
「直感、感覚、感情を感じるには、どうすると良いでしょうか?」
《答え》
【今、ここ】に意識を向けて、自分が何を感じているのかを観察してみましょう。
その際には、思考を止めて自分の状態を言語化しようとせず、ただ感じることを、ありのままに受け入れてみましょう。
また【意識を下に向ける】と感情を感じやすくなります。
以上、スパルタ神様 質疑応答〜その33〜でした