愛ありてこそ哀しい詩がうまれる | 合歓の花

合歓の花

・・ ふと心に浮かぶ想いを、写真と音楽と共にお届けします・・




真実だと信じる愛を抱くとき
哀しい詩がうまれる
愛に充ちた心にうまれた哀しい詩に
自己陶酔して鑑賞できるから

愛の対象を喪失したとき
詩の心がとまる
哀しい詩は現実と重なり
心がバランスを失うから

疑心暗鬼で彷徨いの果てに
純粋な愛の感覚で育まれた真実は
心から剥がれ落ちてしまう

蜘蛛の糸に縋る術さえなく
闇の中に無心の態(てい)で蹲り
心は未来を閉ざすだろう

信じ得る愛があり
心が愛に充てるときのみ
哀しい詩がうまれる
詩とはそういうものだ