今よりちょっと幸せになってもらうための情報を発信している
失敗や苦しみって、なるべくなら体験したくないと思います。
でも、そこを通ることなしに、人間の成長がないなら
そのことが分かっているなら
しぶしぶでも、それを乗り越えようと頑張ると思うのです。
では、どうして、失敗や苦しみの中にある時
失敗や苦しみは、成長へとつながっている。
だから、乗り越えていこう！
というように前向きにとらえることができないのでしょうか。
いろいろな理由があると思いますが
自分のこととなると
視野が狭くなり
その失敗や苦しみが、その人の思考の全てになりがちであるということです。
失恋して、生きる希望が無くなった。
受験に失敗して、生きる希望が無くなった。
というのはよく聞くことです。
以前の私は、全てにやる気がありませんでした。
常に苛立ち
正しさを追い求めていました。
そして、自分が完全であることも求めていたのでした。
やる気がでないのは、原因があるのです。
私は、親のことでした。
親に見捨てられた。
親が認めてくれなかった。
親が力づくで、理不尽なことを押し付けてきた。
辛いから、忘れるしかなかったんですが
忘れてしまったはずなのに
カウンセリングをすると
体の感覚で出てくるのです。
体は覚えているんです。
体が拒否反応を起こすんです。
カウンセリングを受けた時は、何が原因かは分かりませんでした。
最初の親への小さな不信の種は、
親を悲しませたくない
親の期待に応えたい
親から愛されたい
という殻に
何重にも隠させて
自分でも何が原因だったのか分からなくなっていました。
親に迎合する生き方をしてきた私は
（それは、生きるためにもちろん仕方のないことです。）
自分の本心を欺き
自分を信用できないようにしてしまいました。
いつも心の中ではこう言っているのです。
どうせ、また諦めるんだろう！
自分を裏切るんだろう！
「そんなことはない！」と
自分の感情がマグマのように荒れ狂うのです。
ある時のカウンセリングで気がついてしまいました。
私を裏切ったのは、本当は私だったのです。
親から愛されたくて、自分を裏切っていたのです。
自分を欺けば生きている感覚を失うのです。
自分の一番大切な心の大事な部分を、自分が裏切っているからです。
苦しく悩んでいるなら
自分がどう生きて来たか思い返してみてください。
もしかしたら、自分を欺いて生きてきたことがあったかもしれません。
それを見つけたら、自分にどうしてあげたいか考えてみてください。
自分の悩みに向き合うことは
あなた自身を大きく成長させます。
それは、多くの人が経験してきた普遍の事実です。
あなたの苦悩は
あなたが生まれる時に決めてきたということもあるかもしれません。
ということは
克服できるということなのです。