共働きの両親を常に家庭で支えてくれ
学校から帰って来ても
必ず迎えてくれる伯母と叔母のお陰で
寂しくない幼少期を過ごすことが出来た家、
先日紹介した築三百年の家
両親が弟と住む為に2世帯住宅を建てて
家を出てから
古い家に伯母2人が暮らして居ました
先に叔母が亡くなり
遺された伯母も歳で一人暮らしが難しくなり
母のとこへ同居しに
そして残った古くてとてつもなく大きな家
その中にはずーっと昔からのものがたくさん詰め込まれていました
その中でととても場所取って居た私の婚礼家具
出戻りましたので
今は亡き父と弟がトラックを借りて2人で嫁ぎ先から引きあげてくれて以来
ずーっと眠って居た婚礼家具4点セット
とてもいいものですが
今の時代に合わないと
リサイクルで引き取ってもらえず
玄関でパッカー車に粉砕されるかもです
弟が伯母の家を管理するので
お金を出してくれて
私の婚礼家具と伯母達の家具や生活用品を
遺品整理します
昨日最後の片付けにいきました
実家に向かって車を走らせるのは
気がマイナスに傾く
孫の所へ手伝いに行くのは気がプラスに傾く
と考えながら
岐阜の田舎道を走らせる
伯母のタンスの中など見たこともなかったけど
まず1番に
自分達姉弟の表彰状が全部しまってありました
状態も良く綺麗なままでした
常に出来の悪い私をかばい
バカになるからとテレビを見せない両親が
帰って来るまではと自由に民放のアニメを見せてくれて
ある時はリカちゃん人形を欲しがる私に
両親は本しか買い与えませんでしたので
旅行のお土産だと称して リカちゃん人形に代わる着せ替え人形を買ってくれました
洋裁の仕事をしていた伯母の作業台の下で
いらなくなる端切れをまって
それで人形に服を着せて遊びました
伯母が亡くなって 私も時間が止まりました
私は母に叱られてばかりで良い思い出がありません
ADHD傾向でしたので
4つ下の弟の方が何でも良く出来たのです
比べられ叱られて
母からの呪縛からのがれられずに居ました
育ての親とも言える伯母と暮らした家の中の
伯母の思い出を今日捨てるんです
膨大な布、道具、型紙、作品
惜しいけど団地のわたしには引き取れない量です
今日は午後から仕事だけど
朝もう一度最後に少しでも伯母の作品を
取りに行きたい
大切な伯母との思い出を失いつつある
自分も歳で色々と忘れ始めてる
記憶だけでは保存できなくなってる
実物が残したい
伯母との時間をここに持って来たい
私が死んだらあちらの世界へは持っていけないんだけど
生きてるうちは伯母との思い出と一緒にいられる
捨てるもの全てをこの目で確認したいけど
それが出来ない量あります
今までもっと真剣に分別しとけばよかった
もう時間がありません




